'06/02/08 本紙掲載
給油機移駐先 米大使館・メア部長一問一答
在日米軍再編問題を担当する在日米国大使館のケビン・メア安全保障部長は7日、福岡市で南日本新聞社の取材に応じ、KC130空中給油機の移駐先について、「海上自衛隊鹿屋航空基地と岩国基地(山口県)のどちらがいいか、日米政府間、米政府・軍の中で話し合っている。まだ結論は出ていない」と話し、鹿屋移駐を前提に地元説明する日本政府との違いが浮き彫りになった。
−米側はKC130空中給油機の移駐先を鹿屋と岩国のどちらがいいと判断しているのか。 「それは検討中だ。SACOで岩国移駐を合意した。今の段階でSACO合意は残っているし、岩国か、それとも他の所に移駐すべきか、米政府、米軍、日本政府の中で話し合っている。運用上、技術上を見て、どこが一番効果的か効率性が高いかを考えている」 −今検討していることは。 「例えばだが、KC130の機体と乗組員だけか、整備などの部隊も行くとすればその人たちの住宅は、家族も一緒に行けば学校のほか病院、レクリエーション施設など福利厚生施設も必要になる。岩国に移駐して、他の基地に一時的に配備して訓練する可能性もある。いろんな形で考えている」 −SACO合意は残っているのに、なぜ鹿屋が出てきたのか。 「両国の同盟能力を向上するためには、基地の共同使用が必要。アメリカが日本の基地を使用するだけでなく、自衛隊もアメリカの基地を使用する方がいい。SACO合意ではKC130は岩国移駐だが、今はもっと幅広く基地の共同使用を考えている」 −鹿屋と決まっていないのに、日本政府はなぜ鹿屋に地元説明しているのか。 「われわれも知りたい。内政問題だから日本政府に聞く必要がある。いつから地元調整が始まったか知らない」 −戦略上は鹿屋と岩国ではどちらが有利か。 「それも検討中だ。地理的には鹿屋が沖縄に近いし、戦闘機に空中給油するのだったら岩国の方が近い。空母艦載機が岩国に移転したらどこで訓練するかも計算に入れないといけないが、それも決まっていない」 −なぜ鹿屋が優先的に検討の対象となったのか。 「地理的位置、存在している施設、今の鹿屋基地の能力から判断した。ただ鹿屋はかなり狭い。基地を拡大することも不可能。今の面積を見ると、KC130駐留とそれに必要な施設を造る場所があるかどうか。KC130だけなら大丈夫と思うが、それに加えた施設も移転しなければならないとしたら−ということも検討している」 |











