特集・志布志事件
志布志・県議選事件 2003年の鹿児島県議選曽於郡区に立候補した中山信一さん(62)の選挙運動をめぐり、4回の買収会合で現金を授受したとして、中山さんら志布志市の住民13人が公選法違反罪で起訴された。捜査段階で6人が自白したが、公判で全員が否認。検察側の証拠は自白調書のみで物証はなく、弁護側は違法な取り調べが虚偽自白を招いたとして争い、取調官の尋問などに長期審理が費やされた。鹿児島地裁は07年2月23日、中山さんのアリバイ成立を認定し、「買収会合はなかった」として、公判中に亡くなった1人を除く12人全員に無罪を言い渡し、確定した。
「踏み字」事件
志布志市のホテル経営川畑幸夫さん(62)が、2003年4月の県議選で中山信一さん(62)への投票依頼のため、対立候補派の建設業者にビールを配ったとして、浜田隆広被告(45)=当時鹿児島県警警部補=から、志布志署で任意の取り調べを受けた際、親族の名前を書いた紙を無理やり踏まされ、自白を強要された。川畑さんは同容疑で立件されなかったが、この取り調べは、中山さんをめぐる現金買収事件の発端となった。川畑さんは精神的苦痛を受けたとして、県を相手に鹿児島地裁に国家賠償請求訴訟を起こし、07年1月18日、勝訴した。
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弁護士へ賠償金支払い/志布志・県議選接見国賠
国500万、県50万円
(2008-04-15)
2003年の志布志・県議選事件で、捜査機関が弁護人と元被告の接見内容を聴取、調書化したのは違法とし、国と県に賠償を命じた鹿児島地裁判決の確定を受け、鹿児島地検と鹿児島県警は14日までに、原告の弁護士11人に賠償金計550万円を支払った。
県警監察課によると、支払い比率は国と協議。10対1で、国が500万円(利息含め約597万円)、県が50万円(同約60万円)。判決が確定した8日に支払った。
比率の根拠について、同課は、(1)調書化は鹿児島地検からの要請で作成したのがほとんど(2)県警としても捜査上の必要性から調書化したが、より慎重な対応が必要だった−ことを挙げた。
一方、同訴訟の弁護団は、賠償金の使途について、訴訟費用のほか、鹿児島地裁で係争中の志布志・県議選事件に絡む2つの国家賠償請求訴訟の原告らへの寄付なども検討している。
賠償を命じた3月24日の鹿児島地裁判決について、国と県は7日、「承服しがたい面もあるが、志布志事件では不適切な部分もあった」などとして控訴を断念した。
県警監察課によると、支払い比率は国と協議。10対1で、国が500万円(利息含め約597万円)、県が50万円(同約60万円)。判決が確定した8日に支払った。
比率の根拠について、同課は、(1)調書化は鹿児島地検からの要請で作成したのがほとんど(2)県警としても捜査上の必要性から調書化したが、より慎重な対応が必要だった−ことを挙げた。
一方、同訴訟の弁護団は、賠償金の使途について、訴訟費用のほか、鹿児島地裁で係争中の志布志・県議選事件に絡む2つの国家賠償請求訴訟の原告らへの寄付なども検討している。
賠償を命じた3月24日の鹿児島地裁判決について、国と県は7日、「承服しがたい面もあるが、志布志事件では不適切な部分もあった」などとして控訴を断念した。
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