台風5号 迷走の末、北上 週末に鹿児島県接近の恐れ

(2017 08/02 00:00)
 非常に強い台風5号は1日、日本の南海上を北西に進んだ。7月下旬の発生から11日間、太平洋上を迷走し続けており、勢力は衰える様子がなく、進路も定まっていない。週末には鹿児島県内に近づく見通しだが、鹿児島地方気象台は「予報円が大きく、どこへ向かうかは分からない」としている。今後の動きに注意が必要だ。
 気象台によると、台風5号は7月21日、小笠原諸島の近海で発生。既に台風の平均寿命5.3日を大きく上回っているが、日本列島を覆う高気圧に阻まれていたため北上できず、日本の周辺をさまよっていた。
 今後は、気圧の谷が朝鮮半島付近に南下するため、高気圧は九州付近で東西に分断される見込み。台風5号はこの隙間を抜けて北上するとみられる。
 予報円の中心を進むと、奄美大島や徳之島を通り、東シナ海へ抜ける見込みだが、6日の予報円は、九州・沖縄全域を包み込むような大きさ。日本周辺は海面水温が高く、台風のエネルギーとなる水蒸気が豊富にあり、勢力を保ったまま九州に上陸する恐れもある。
 気象台によると、1日午後9時現在、台風5号は日本の南海上を時速10キロで北西に進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は45メートル。中心から半径110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径280キロ以内が風速15メートル以上の強風域となっている。
【台風進路予想】


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