ボランティア40年、100歳祝う最後の湯飲み完成 都城

(2017 09/09 23:00)
湯飲みの出来栄えを見る都城焼窯元の宇都野晄代表=都城市吉之元町
 敬老の日を前に、都城焼窯元(都城市吉之元町)で8月30日、100歳を祝う湯飲みが完成した。40年間ボランティアで制作を続けてきた宇都野晄(うつのあきら)代表(72)は「健康上の理由で今回が最後」としており、集大成の作品を感慨深げに見入った。
 今秋、最高齢108歳になる女性を含む60人分を作った。湯飲みは直径10センチで高さ11センチ。白の化粧土を使い、藍色の顔料で一人一人の名前を書き入れた。9月中に、池田宜永市長や市職員らが各家庭を訪問し手渡す予定だ。
 窯元は、鹿児島市出身の父新太郎さん(故人)が1974年に開設、同市の百貨店で働いていた宇都野さんが78年に引き継いだ。当時は都城市唯一の窯元で「PRなどでお世話になった市に協力したい」と始め、材料費など身銭を切って続けてきた。
 宇都野さんは「40年間で5000個近くを作り、ハガキや電話でたくさんお礼の言葉をもらった。喜んでもらったことが励みになった」と振り返った。

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