| お答えします |
桑水流 淳二(くわづる・じゅんじ)さん
鹿児島県立博物館学芸主事(地質担当) |
−隕石衝突説や火山爆発説−
恐竜は今から約6500万年前、「中生代白亜紀(ちゅうせいだいはくあき)」と呼ばれる時代の終わりに絶滅しました。長い間、地上を支配(しはい)していた恐竜たちが突然姿を消してしまうなんて、とても不思議ですね。そのなぞを解こうと、多くの科学者(かがくしゃ)たちが地層(ちそう)に残されている情報(じょうほう)を頼りに研究を続けています。
これまでの研究では、主に2つの考え方が生まれています。1つは「巨大隕石(いんせき)衝突(しょうとつ)説」。この説によると、直径約10キロの隕石が地球に衝突し、大気中に巻き上げられた多量のちりが太陽の光をさえぎりました。急激(きゅうげき)な気温の低下と太陽光の不足で植物は育たなくなり、植物をえさにしていた草(そう)食(しょく)恐竜が飢え死にし、さらに肉食(にくしょく)恐竜も次々に死んでしまったのです。
この説の証拠(しょうこ)として、メキシコ・ユカタン半島の先端部で白亜紀末にできたと考えられる大きなクレーターが見つかり、また、太平洋北部の海底の地層からは隕石のかけらも発見されています。
もう1つの説は「大規模(だいきぼ)な火山活動説」。火山の大噴火などの大規模な爆発(ばくはつ)が環境(かんきょう)の変化をもたらしたのではないか、という説です。この爆発は「スーパープルーム」と呼ばれる、地球の内部にあるマントルの上昇(じょうしょう)によって引き起こされ、分厚(ぶあつ)い岩石の地表さえも吹(ふ)き飛(と)ばすほどだったと考えられています。
このほかに「植物の種類が変わり、それを食べた恐竜がおなかをこわした」「哺乳(ほにゅう)類が増え、恐竜の卵が食べられてしまった」など、さまざまな説があります。
なぜ絶滅したのかという理由も含めて、恐竜にはまだまだなぞがいっぱい。鹿児島でも、これから恐竜の化石(かせき)が発見される可能性があります。匡哉くん、周さんも化石発掘に挑戦してみてはどうでしょう。 |