| お答えします |
早水 勉(はやみず・つとむ)さん
せんだい宇宙館副館長 |
−ちり、小石 地球に当たり光る−
みもざさん、たくさんの流れ星を見られてよかったですね。願いごともできましたか?
流れ星は夜空の星が動いているのではありません。流れ星のもとは、宇宙を漂(ただよ)うちりや小石なのです。小さすぎて望遠鏡(ぼうえんきょう)でも見ることはできませんが、宇宙にはたくさんのちりや小石が漂っています。これらがたまたま地球にぶつかると、地球の空気との摩擦(まさつ)で光を出します。これが流れ星です。流れ星は高度(こうど)100キロくらいで光りますが、ほとんどは燃え尽きて地表(ちひょう)には届きません。でももとが大きいと、燃え尽きずに地表に落ちることがあります。これが「隕石(いんせき)」です。
流れ星は毎晩(まいばん)のように流れていて、じっくり観察(かんさつ)すると、1時間に数個程度見られます。ところが、ある特定の時期にたくさんの流れ星を見られることがあり、これを「流星群(りゅうせいぐん)」といいます。特に有名なものに、毎年8月13日前後に活動する「ペルセウス座流星群」があります。みもざさんはきっとこの流星群を見たのでしようね。
地球は太陽を回る惑星(わくせい)ですが、ほかにも「彗星(すいせい)」という天体がたくさん太陽を回っています。彗星は地球よりもずっと小さく壊(こわ)れやすいので、彗星が通った跡(あと)には、たくさんのちりや小石が帯状(おびじょう)にばらまかれます。地球がこのような帯を横切ると、それがたくさんの流れ星となって観察されます。これが流星群です。ちりや小石の帯は、もとの彗星と同じ方向に動いているので、流星も同じ方向から流れてくるように見えます。ペルセウス座流星群は、ペルセウス座の方向から流れてくるように見えるために、このように呼ばれるのです。
流れ星は、地面に寝転がって楽な姿勢で観察しましょう。これからの時期は、夜寒いので暖かい服を着てください。次にやってくる流星群のお勧(すす)めは、12月14日ごろの「ふたご座流星群」で、一晩中楽しめます。 |