| お答えします |
遠城 道雄(おんじょう・みちお)さん
鹿児島大学農学部付属農場准教授 |
−星形果実、幹ふくらんだ木も−
咲希さん、おもしろいことに気がつきましたね。
残念ながら、なぜいろいろな形があるのかは、あまりわかっていません。
そこで、いくつかの植物の形や色について紹介します。たとえば、スイカには黒いしま模様(もよう)があります。スイカはもともと砂漠(さばく)の近くで育っているので、鳥などが見つけやすいためではないかといわれています。鳥に食べられることで、スイカの種は遠くへ運ばれ、広がっていくことができます。
また、多くの花には赤、紫(むらさき)、黄色、ピンクなどの色とともに、においがするものがあります。これらは虫をおびき寄せるためと思われます。虫がきて、花にさわったり、中に潜(もぐ)ったりしてくれることで、めしべに花粉がつき、種ができるようになります。
私は暖かいところ(熱帯)の農業を研究していますが、熱帯にはもっとおもしろい形の果物があります。
スターフルーツは、オクラよりももっとはっきりとした星の形をしています。「スター」とは英語で星のことで、それが名前になっているくらいですので、果実の断面(だんめん)はきれいな星形です。果物の王様といわれるドリアンは、ラグビーボールに似た形をしていますが、外側は大きな堅いトゲで覆(おお)われています。でも中は黄色い甘いクリームがいっぱい詰(つ)まっています。
咲希さんは「星の王子さま」という物語を知っていますか。このお話に出てくる、バオバブという木は、幹(みき)の部分がとても太くふくらんでいます。ここには水分がたくさん含まれていて、水のないときにも生きられるようになっていると考えられています。
ほかにも私たちの周りにある植物にはさまざまな形や色があります。外側だけでなく、中もどのようになっているのか、ぜひこれからも観察(かんさつ)してみてください。 |