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'08/03/24 本紙掲載 
2008センバツ きばれ!鹿工 第80回記念選抜高校野球大会
第2日(3月23日)の結果
鹿工小技きらり
▽甲子園球場(2回戦)
 123456789得点
水 戸 商0000100001
鹿児島工01101000X3
 

(水)若杉−鈴木
(鹿)内村−橋本
▽二塁打 大当▽残塁 水7鹿9▽併殺 水0鹿1(有村−田代−中道)藤田=6回▽ボーク 内村=2回
▽審判(球)古川、新阜、信塚、田中博、元雄、鈴木
▽試合時間 1時間52分

 【評】鹿工が犠打を絡めたそつない攻めで終始優位に試合を進めた。
 2回、安打で出た内村を田代がバントで送り、石神の左前打で1死一、三塁。有村が一塁線にセーフティースクイズを決め先制した。3回には四球、犠打などで2死三塁の好機をつくり、中道の適時右前打で追加点を奪った。1点差に追い上げられた直後の5回は先頭の大當が二塁打で出塁すると、福迫の犠打が野選を誘い3点目を挙げた。右腕内村は要所を締め完投。内角を直球、スライダーで効果的に突き11三振を奪った。
 水戸商は5回に敵失に乗じて1点を返したが及ばなかった。


ハイライト
■7犠打で主導権
【2回戦 水戸商−鹿児島工】2回裏鹿工1死一、三塁、有村がスクイズを決め先制=甲子園
 鹿工は出塁するときっちりバントで送る手堅い攻めを見せた。7つの犠打で攻撃のリズムをつくって主導権を握り、初陣を飾った。
 2回、先頭内村が安打で出塁すると、田代が初球で送りバントを決めた。石神の安打で一死一、三塁とすると、有村がまたも初球をセーフティースクイズ。一塁側に鮮やかに決め、先取点を奪った。
 ベンチでナインにハイタッチを受けた有村は「打席に入る前から頭の中でバントがあると思い、気持ちの準備はできていた」と冷静に振り返った。中迫俊明監督は「有村が練習してきたことを大一番で出してくれた。先に点を取れたことで落ち着いて自分たちの野球ができた」とたたえた。
 3回には先頭の大重が四球で出塁すると、大當が三たび初球を三塁線へ絶妙に転がす。得点圏に進め、中道の適時打を生んだ。5回は、福迫の犠打が野選を誘い貴重な3点目を奪った。
 学校のグラウンドは手狭なため、バント練習に時間を割かざるを得ない環境が幸いした。2つの犠打を決め役目を果たした2番福迫は「大舞台になるほどバントが大事。バントができないチームは勝ち上がれない」と胸を張った。
 先頭打者を出しても送らず、犠打ゼロに終わった相手とは対照的な試合運び。「みんながしっかり送ってくれたので自分たちの野球ができた」と主将田代が話す通り、そつのない攻めが光った。4強に進んだ一昨年夏を予感させるような堂々の戦いぶりで好スタートを切った。
(運動部・清水裕貴)

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