第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)は9日閉幕した。9月29日に開幕し、11日間にわたった大会。鹿児島県は監督・選手456人が正式34競技に挑んだ。鹿県の天皇杯(男女総合)順位は41位で昨年の29位から大幅に下がった。皇后杯(女子総合)は28位で昨年より2つ上がった。本社取材班が鹿県選手の活躍などを振り返る。
−鹿県勢は団体、個人合わせて9つの優勝があったが、天皇杯順位は昨年より下がった。
角倉 優勝が多かったにもかかわらず、順位が下がったのは得点の少ない個人種目での優勝が多かったから。例えば競技人数8人以上のサッカーで優勝すると64点だが、個人種目は8点。順位にこだわりはないが、強化には指導者の育成が不可欠。成年はみずから考えるだろうが、少年にとって指導者の存在は大きい。各競技団体は、県と連携をとりながら指導者の研修にも努めてほしい。
上ノ園 団体と個人の得点差には疑問を感じるが、順位は選手一人一人が一生懸命頑張った結果として受け入れたい。「鹿県のために1点でも」と各競技の多くの選手が口にした言葉だった。
大河平 鹿児島であった太陽国体は1972(昭和47)年。そろそろ2度目の鹿児島開催も視野に入ってくるのではないか。選手の強化に即効薬はない。天皇杯、皇后杯で好結果を目指すのならば、5年や10年など長期的な強化に取りくむ必要があるだろう。
清水 団体戦のテニス成年女子の優勝は光った。田中(福岡大)・鶴薗(日本体育大)のダブルス戦での息が合ったプレーは、見事のひと言。サーブ、ボレーなど2人とも決定力があったことが勝因では。国体史上、鹿県がテニスで優勝するのは初めて。鹿県テニス界飛躍のきっかけになってほしい。
−競技や大会で印象に残ったことは。
清水 セーリング成年男子シングルハンダー級で初優勝した榮樂(鹿屋体大大学院)は冷静な判断力が光った。技、体力もさることながら、微風の中、我慢強く待って風を読む力で勝利を手にした。競泳少年男子Bの200メートル平泳ぎで連覇した山口(志布志高)、400メートル自由形3位の西山(甲南高)は、ともに佐賀インターハイで決勝に進めなかった悔しさを晴らした。
角倉 カヌーの少年女子レーシング・カヤックシングル(200メートル)を制した安藤・山下(末吉高)が故障と緊張感に負けず、トップでゴールし感涙している姿は感動した。4強に進出したソフトボール少年男子が雨で、馬術少年団体障害飛越は馬インフルエンザの影響で、ほかのチームとともに優勝となったのは、思わぬ結末だった。
上ノ園 競泳成年男子100メートル背泳ぎで国体2連覇した宮下(ホリプロ)。シーズンオフ中でも、きっちり調整し結果を残す姿は北京五輪を意識したトップアスリートの風格を感じた。
大河平 秋田の競技会場は、ほとんどが既存の施設を利用したという。分かりにくい場所には多くの誘導員や案内板を設置するなど、マンパワーで乗り切った感があった。
◇鹿児島県選手団の成績◇
| 【優勝】 | ||||
|---|---|---|---|---|
| テニス | 成年女子 | 田中 芳美 鶴薗 望 |
福岡大 日本体育大 |
|
| カヌー | 少年女子 | レーシング・カヤック ペア200メートル |
安藤 千風 山下 光希 |
末吉高 〃 |
| 成年女子 | スラローム・カヤック シングル25ゲート |
中山 景子 | 第一工大 | |
| 競泳 | 少年男子B | 200メートル平泳ぎ | 山口 大貴 | 志布志高 |
| 成年男子 | 100メートル背泳ぎ | 宮下 純一 | ホリプロ | |
| セーリング | 成年男子 | シングルハンダー級 | 榮樂 洋光 | 鹿屋体大大学院 |
| ソフトボール | 少年男子 | 県選抜 | ||
| 馬術 | 少年 | 団体障害飛越 | 串間 宏充 | 志学館高 |
| 菊永 美希 | 鳳凰高 | |||
| 成年女子 | トップスコア | 原田いずみ | かみむら動物病院 | |
| 【準優勝】 | ||||
| ハンドボール | 成年女子 | ソニーセミコンダクタ九州 | ||
| カヌー | 成年女子 | スラローム・カヤック シングル15ゲート |
中山 景子 | 第一工大 |
| レスリング | 少年男子 | フリースタイル60キロ級 | 有島 義弘 | 樟南高 |
| 【3位】 | ||||
| カヌー | 少年女子 | レーシング・カヤック ペア500メートル |
安藤 千風 山下 光希 |
末吉高 〃 |
| 少年男子 | レーシング・カナディアン シングル500メートル |
枦木 駿 | 伊佐農林高 | |
| 競泳 | 少年男子B | 400メートル自由形 | 西山賢太郎 | 甲南高 |
| ボクシング | 少年男子 | ライトフライ級 | 冨永清一郎 | 鹿児島実高通信制 |
| 【4位】 | ||||
| 弓道 | 少年女子 | 遠的 | 鹿児島工高 | |
| 自転車 | 少年 | 1000メートルタイムトライアル | 新納 大輝 | 鹿児島実高 |
| 陸上 | 少年女子共通 | 3000メートル | 立元 玲夏 | 神村学園高 |
| 成年男子 | 110メートル障害 | 野元 秀樹 | ニードコーポレーション | |
| 3000メートル障害 | 松本 葵 | 山梨学院大 | ||
| 少年男子B | 110メートル障害 | 宮内 文哉 | 鹿児島高 | |
| 【5位】 | ||||
| ホッケー | 少年女子 | 県選抜 | ||
| ライフル射撃 | 成年男子 | エアピストル | 中里 智宜 | 鹿児島県警 |
| 競泳 | 少年男子B | 400メートルメドレーリレー | 県選抜 | |
| 自転車 | 成年男子 | 4000メートル速度競走 | 大村 寛 | 法政大 |
| レスリング | 成年男子 | フリースタイル60キロ級 | 武 和将 | 拓殖大 |
| フリースタイル66キロ級 | 宮田 勇樹 | 九州ヤマトホームコンビニエンス | ||
| 少年男子 | フリースタイル55キロ級 | 壽藤 大志 | 鹿屋中央高 | |
| ボクシング | 少年男子 | バンタム級 | 小野原孝介 | 鹿児島城西高 |
| 【6位】 | ||||
| 競泳 | 少年女子A | 200メートル平泳ぎ | 福留 尚子 | 鹿児島実高 |
| 陸上 | 成・少年女子共通 | 400メートルリレー | 県選抜 | |
| 馬術 | 成年男子 | トップスコア | 上村 利幸 | 上村乗馬苑 |
| 【7位】 | ||||
| 水球 | 少年男子 | 鹿児島南高 | ||
| 競泳 | 少年男子B | 400メートルリレー | 県選抜 | |
| 重量挙げ | 少年男子 | 69キロ級トータル | 下原 玄大 | 入来商高 |
| 陸上 | 少年男子A | 400メートル | 鶴田 賢 | 鹿児島南高 |
| 成年女子 | 100メートル | 瀬戸口 渚 | パテックサプライ | |
| 【8位】 | ||||
| 弓道 | 少年女子 | 近的 | 鹿児島工高 | |
| 自転車 | 成年男子 | ケイリン | 大久保光次 | 鹿屋体大 |








ねんりんピック鹿児島
皆既日食ニュース特集
北京五輪特集(鹿県関係分)




