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奨励賞

八幡小 鹿児島市
 言葉広げる意識向上

 2年連続の奨励賞に加え、2作品が特別賞。内薗良喜校長は「子どもたち、先生たちのがんばりの結果」と退職の年の快挙を喜ぶ。
 3年前から月1回、全校で俳句を作る「つぶや句タイム」に取り組む。今年は各家庭に配る「国語だより」での作品紹介に加え、児童集会で「つぶや句大会」を開き、一緒に優秀句を味わった。国語主任の帖佐康博教諭(33)は「子どもたちに言葉を広げていく意識がついてきた」と語る。
 特別賞は、いずれもつらい体験を題材に自分と向き合った。言葉で悩んだ4年の李溪源君は「つらいことも思い出したけど、思いを全部書けて気持ちよかった」。6年の橋元彩さんは陸上記録会で失格になったことをつづり、「最初は悔しかったけど書くことで整理できた」と話す。

中福良小 南九州市
 地域一体ではぐくむ

 「花と作文とあいさつの学校」を掲げる。作文だけでなく、標語や俳句などのコンクールも積極的に応募。国語の授業以外でも表現力を身につける取り組みを展開している。
 作品はラジオで読まれたり、地元のJAや郵便局に展示されたりするため、国語主任の武下衣知子教諭(32)は「子どもたちが自分を表現することを楽しみにしている」と胸を張る。
 児童62人の小規模校ならではの行き届いた目配りと、教師間の密な情報交換が指導の強み。子どもたちが苦心する題材選びで、一人ひとりに合ったテーマを見つけやすい利点があるという。特選の3年岡村涼華さんが三味線について書いた作文は、校区文化祭で演奏していた姿を見た同僚が担任に知らせたのがきっかけになった。

池田学園池田小 鹿児島市
 本との出合いへ工夫

 4年ぶりの学校賞。応募した6作品のうち、3点が入賞・入選を果たした。「子どもの素直な気持ちを書いた作文が多かった。受賞は、今後の励みになる」と喜ぶ。
 言語力、表現力を磨くためには、言葉を豊かにすることが大事と読書指導に力を入れる。読み聞かせや、各学年に応じて読んでほしい本をリストアップした必読図書カードをつくるなどいろいろなジャンルの本とふれ合えるよう工夫を凝らす。
 毎日宿題で出される日記「こころ帳」は、一人ひとりと会話ができる教師と生徒の交流ノート。作文力をつけるとともに題材探しにも役立てている。
 国語科主任の戸崎洋子教諭は「国語指導は日々の積み重ねが大切。今後も子どもたちの豊かな個性と感性を引き出すお手伝いができれば」と話した。

清武小 宮崎県清武町
 相手思いやる心育つ

 一昨年に初挑戦で奨励賞、昨年は優秀賞。3年連続の学校賞を獲得し水準の高さを裏付けた。
 「無理をさせず、日ごろから書く喜びを与えてほしい、と担任に言ってきた。こんな形で認められてうれしい」と畦浦敏彦校長は喜ぶ。年間、100人近い児童が新聞に投稿する。日記の指導も欠かさない。「普段着の作文」が目標だった。
 取り組んで3年。あったことを羅列する『出来事作文』が減った。題も家族や家畜のことなど身近なものが増えた。書くことをきっかけに、相手の気持ちを深く理解しようとする動きが表れ、洞察力も付いてきた。
 畦浦校長は「人間関係がギクシャクしがちなこの時代に、作文で培った思いやりの心を、級友とのコミュニケーションに生かしてほしい」と話した。


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