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「路面電車の旅」の魅力の一つは、細い路地にある穴場の店を見つけること。そう思って、キョロキョロ見回しながら歩いていると、小さなかわいらしい看板を発見。「お好み焼き きゃべつ」と書いてあるけど、見たところただの駐車場のよう。とりあえず敷地内に入ってみると、右奥に、住宅を改装したような趣ある店が…。
「実はここ(店内)は以前、応接間だったんですよ。よく友達を呼んでお好み焼きを焼いていました」と話す町田美恵子さんは、お好み焼きの本場関西の出身。子供たちが独り立ちしたのを機に11年前に開業し、現在も一人で続けている。 ちょうどおなかがすいていたのでモダン焼きを注文。山芋たっぷりの生地がフワッとやわらかく、からしがピリッと効いていておいしい。ボリュームが結構あるのに500円は安い! (mapに戻る▲)
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昔は下加治屋町と言われていたこの辺り。町田さんに見どころを尋ねると「加治屋町には偉人さんの碑や誕生地がたくさんあるんですよ」と教えてくれた。西郷隆盛、伊地知正治、大久保利通、黒田清隆、東郷平八郎…と、確かに加治屋町ゆかりの偉人は多い。
「郷中教育の成果でしょう」と話してくれたのは、「維新ふるさと館」館長の徳永光治さん。郷とは区域を指し、その中で行われた教育が郷中教育。現在の学区にあたる制度のことで、幼いころから肉体、精神の両面で徹底した鍛錬が行われていたという。特に「先輩の言うことには従え」と、上下関係は厳しくしつけられていたとか。 「議(ぎ)を言うな」と今でも言うけど、その時代の精神が現代に引き継がれているわけか…。「古い」なんて言わず 郷中教育再び!なんてどう? そうしたら、また鹿児島から逸材が誕生するかも! (mapに戻る▲)
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せっかく近くに来たのだから、前々から行ってみようと思っていた「維新ふるさと館」へ。行くきっかけがないまま、開館から5年も過ぎてしまった。
ここは、幕末から明治維新にかけての鹿児島の歴史を、いろいろな角度から知ることができるちょっとユニークな資料館。興味深かったのは「鹿児島いちばん!コーナー」。例えばガス灯は、横浜で点灯される15年も前に、島津斉彬が磯庭園の石灯ろうにガス管を通して点灯したことや、ゴンザが世界で初めて露日辞典(実際は薩摩語なので露薩辞典?)を書いたことなどが説明してある。こんなに“いちばん”が多かったのか、と感心しちゃった。 またQ&A形式の「鹿児島弁コーナー」では、「さだっがごわしたで→夕立があったので」「おらっせえ→さけんで」など、知らなかった言葉を勉強。ちなみに私は15問中13問正解でした。鹿児島県人としては一応合格? 維新館でいろいろ見た後に、改めて「西郷隆盛の誕生地」などを訪れると、歴史の重みを感じるというか、感慨深いなあ。 (mapに戻る▲)
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歩いていると、見慣れない「雑貨屋 Whoopee」の看板が目に飛び込んできた。入ってみると、個性的なデザインのアメリカの雑貨がにぎやかに並んでいる。神戸で人気の丹田洋子さんの手作りアクセサリーや、NYで人気の親子ペアのプリントTシャツなど、店内を見て回るだけでも楽しい〜。
私が気に入ったのは、コーヒーミル。こんな形のミルは見たことなかったな。珍しいからプレゼントにしても喜ばれそう。 (mapに戻る▲)
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冷たいものが食べたいなーと思っているところに、「グリーンシャワー」と書かれたクレープ屋さんをみ〜っけ。ドアに書かれた「健康クレープ」とは?
「クレープの生地に入っている羅漢果(らかんか)は、砂糖の400倍の甘さなのにノンカロリーなんです。あと消化にいい玄米粉も入っています」と、店主の谷川弘海さん。以前健康食品の仕事をやっていたこともあって、食材にはこだわりがあるようだ。 冷たいクレープってないのかな?と思っていると、1日限定15個で出しているアイスクレープ(450円)を出してくれた。カスタードとイチゴジャムを塗った生地を巻いてソフトクリームのコーンに見立て、その中にアイスクリーム、生クリーム、フルーツをたっぷりつめこんだ豪華版。冷たくって、甘くって、暑さでバテ気味だった体がすっかり元気を取り戻した。今度は何を食べようかな。(呑)
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イラスト 国生 敬
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