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鹿児島名物、路面電車。
どこまで乗っても160円、これを通勤・通学の足だけで終わらせちゃもったいない!
紹介したお店の電話番号や住所は、あえて秘密にしました。さあ、地図を頼りにフェリアと一緒に旅に出ましょう! |
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旅人気分で
くつろぐエリア |
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昔、この地の谷山旧街道に2軒の茶屋があり、旅人が足を休めたという言い伝えから名前が付いたという。それならば、今回は旅人気分でくつろぎを求めるとしよう。多くの車が行き交う国道225号から一歩路地に入れば、オアシスが点在しているはずだから。 |
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民家の軒下で商いをしている「高見商店」は、野菜や果物の入った段ボール箱が小スペースにいくつも並べられている。店舗というより、市場のような雑多な雰囲気がいい。
「南新町にも店があるけど、以前この辺で40年間商売をしていてね。お客さんがいたし土地に愛着もあったから、この家の軒下を貸してもらってるの」と高見百々代さん。南新町とかけもちでやっているため、こちらは月・火・木・土の営業。午前中は中央市場へ仕入れに行くので、店を開くのは午後からになるとか。
それにしても安い。商品も百々代さんが市場でじかに選ぶだけあって、いい品が並んでいる。「消費税はいただきません。安く売ればお客さんに喜んでもらえますからね」。色つやのいい柿を5個300円で購入。なんだか得した気分! |
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「二軒茶屋」という地名が付いていながら、茶屋らしきものはなかなか見当たらない。国道225号を横切って新栄町まで足を延ばしてみると…あった! 旅人が足を休め、おなかを満たすべく訪れる、めん処「まんぷく」が。
一晩寝かせて翌朝のばすという工程を踏んだ作りたて(隣がめん製造工場)のうどんは、シコシコしてツルッとのどごしがいい。あっさりした昆布とカツオのダシが、めんによく染み込んでいる。
「女性にはレディースラーメン定食が人気ですよ。私が関西出身なので、トンコツに鶏ガラを加えたあっさりスープなんです」と店主の稲森丈二さん。そう言われたら食べないわけにはいかないでしょう、と続けてオーダー。味もさることながら、手作り焼き豚もやわらかくておいしい。さすがにもう“まんぷく”。 |
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実は「まんぷく」に立ち寄る前から気になっていた隣のお菓子処「あん楽」。店内をのぞくと、色とりどりの美しい菓子たちが「食べて」と私を呼んでいる。おみやげに買って帰ろう。
この道60余年の製あん会社が手掛ける和菓子の店だけあって、あんこがたっぷり入っている。「あんこを意識してもらいたいですからね。糖度を低くして、小豆の素材を生かした味付けをしています」と二代目の迫田英介さん。そういえば、菓子の名札には糖度までちゃんと書かれている! 親切だなあ。
冬は雪をイメージした和菓子が登場予定とか。寒い日はコタツで和菓子と緑茶。生活にはどんどん洋式が取り入れられているけれど、日本人たるもの、やっぱり和の心は忘れたくない。いや、忘れられないかな。 |
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細い路地を歩いていると、“女性専用”と書かれた銭湯を発見。その名も「二軒茶屋温泉」。随分こぢんまりとした構えだけど、女性専用っていったい…。
「女性専用は全国でも初めてじゃないかしら。狭くて女ぶろしか造れなかったの」と番台の大薗トキ子さんは笑う。昭和28年から営業していた銭湯を訳あっていったんは閉めたが、ここの泉質にほれ込んでいた常連客から再開のラブコールが起きたという。 「二軒茶屋温泉でないと足が治らないといわれてね」
湯は循環でなく、どんどん温泉がわき出て流れているので、いつも清潔な状態。「湯の色がきれいでしょ。胃腸にいいから飲んでもいいのよ」と教えてくれた常連客のご婦人の肌はツヤッツヤ。いいなあ、近所に住んでいて。 |
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「二軒茶屋温泉」もそうだけれど、珍しい土地名のせいか、頭やしりに“二軒茶屋”とつく建物や場所が多いような気がする。当然ながら公園も「二軒茶屋公園」。名前の由来は何だろう。
「昔、この辺りは竹やぶでね。なーんもないところに、ポツンと二軒だけ茶屋があって、旅人の格好の休憩所だったらしい。今でいうドライブインだな」とは、公園のベンチで休んでいたおじいちゃんの談。そんな話を聞くとなおさら、こうやってベンチに座っているだけで、疲れがスーッととれるような気がする。
せっかくだから、さっき「あん楽」で買った和菓子を食べちゃおうかな。旅の疲れをいやすには、甘いものを食べるのが一番! これって口実?(呑) |
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イラスト 国生 敬 |
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