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どこまで乗っても160円、これを通勤・通学の足だけで終わらせちゃもったいない!
紹介したお店の電話番号や住所は、あえて秘密にしました。さあ、地図を頼りにフェリアと一緒に旅に出ましょう! |
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昔ながらの町の雰囲気を楽しもう |
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ダイエー前にあるもう一つの郡元電停とは、交差点を挟んでわずか100bしか離れていない。が、街の印象はずいぶん違う。大きな建物が多いダイエー側と違い、こちら側は小さな商店や民家が立ち並び、昔ながらの町の雰囲気が残っている。 |
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電停から旧谷山街道の方へ歩いていく途中で「京田精肉店」を見つけた。精肉店とあるけど、お肉より店先に並んだ焼き鳥が目を引く。店のおじちゃんが一番人気だとすすめる、皮と肝を買ってみた。出てきた皮くしは、普通の何倍もあるジャンボサイズ。「前はよく中学生が学校の帰りに買っていたから、大きめに切って売るようにしたんだよ」と店主の京田さんは話す。
京田さんがここで商売を始めて34年。初めのころは、小山田や伊集院方面へ仕入れに出掛け、自分で鳥をつぶしていたそうだ。
「昔はこの辺りももっとにぎやかだった」と話す京田さんは、今の街の様子に少し寂しそう。でも、中学生に人気だった皮くしは、今も昔と変わらない大きさで、味も値段も二重丸! |
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旧谷山街道沿いを歩いていると、畳づくりの作業に没頭している職人さんの姿を見掛けた。看板には「田中タタミふすま商会」とある。働いていたのはこの道20年の畳職人、田中俊二さん。「小さいころからおやじの手伝いをしながら、畳のことを教わった」という。
以前は和室が主だった日本の家も最近はフローリングが多くなり、田中さんたちの仕事をめぐる環境もずいぶん変化したようだ。「昔は畳屋さんが家庭の庭で畳の張り替えをする光景がよく見られたけど、今では見かけないね」と田中さん。でも、畳には、フローリングやカーペットの床にはない良さがある。息をしている畳の上でごろん。これが究極のリラックス法かな。 |
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そろそろおなかが空いてきた。いい店はないかと探しているうちに、国道まで来てしまった。でも、ここで私好みの小さな定食屋「食事処げんぞう」を見っけ! 「昼の定食550円」という看板が出ている。
中に入っておすすめ定食を注文すると、イモのてんぷらと卵焼き、刺し身にみそ汁、ご飯が次々に出てきた。刺し身はいつも3種類で季節によって種類が変わるそうだ。「今日は、マグロとタイ、アジだよ」とご主人の岩崎新一さん。昼間から刺し身なんて、ちょっとぜいたくな気分。みそ汁に使うみそは、奥さんのお母さんの手作りだという。市販のものとは一味違う、素朴な味。うーん、やっぱり手作りっていいな。 |
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それにしても、「郡元電停」とこの南電停、こんな近いところになぜ2つも電停があるのだろう。市の交通局に聞いてみた。
鹿児島市の市電は現在2系統ある。1つは鹿児島駅と谷山を結ぶ谷山線。もう1つは、鹿児島駅から西鹿児島駅方面を通って郡元へ行く郡元線。この2つの路線が、郡元で接続している。しかし、ずーっと前は、西鹿児島駅方面からくる路線は工学部前までで、郡元までつながっていなかっ。
昭和34年に工事をして工学部前から郡元まで路線を延ばし、谷山線に接続。このとき、鹿児島駅方面に行く路線のそれぞれに“郡元電停”を作った結果、2つの郡元電停ができたというわけ。当時は、西鹿児島駅から谷山へゆく路線もあったんだ。
その後路線が整理されて、その路線はなくなった。でも、今でも朝のラッシュ時には、谷山と西駅方面を結ぶ臨時便が出ているらしい。
正式な名前は、どちらも郡元電停だけど、まぎらわしいので区別するために、片方に(南側)とつけているそうだ。 |
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北風が身にしみる。あったかいコーヒーが飲みたくなって「茶房せいら」に立ち寄った。木の机とイス、お店の真ん中には、ストーブが置かれていて、冷えきった体を暖めてくれる。木の香りが心地いい。
店の奥には、3畳ほどの畳の部屋があり、ここもいい感じ。「以前はここにいろりがあったんですよ」と店主の霜田ひとみさん。
ここの定番は「せいらブレンド」に手作りのシフォンケーキだ。せいらブレンドは酸味を抑えた少しほろ苦い味。渋めで素朴な色のカップに注がれたブレンドコーヒーは、心まであっためてくれる。「自然な空間を大切にしたいので、ティータイムにゆっくりできる場所にしてほしいです」と霜田さん。静かな雰囲気の中で流れる音楽が、心を落ち着かせてくれる。今度は畳の部屋でゆっくりコーヒーを飲もうかな。 |
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イラスト 国生 敬 kokusho@ruby.ocn.ne.jp |
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