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 大小いくつもの公園や大学病院などがあり、20年以上の歴史を誇るマンモス団地。新旧いろんなスポットを探し歩いてみた。

黄金ストリート

 

 地図を片手に初めての“ゆっくり”桜ケ丘めぐり。さあ、どんな出会いがあるか楽しみだ。脇田から坂をのぼり、どんどん進む。「細長い団地だなぁ」というのが第一印象。
 桜ケ丘中央公園から二丁目あたりに来ると素晴らしいイチョウ並木が!! 足元に散り敷いた落ち葉が黄金色のじゅうたんのようで本当に美しかった。800mくらいあるだろうか。団地ができて20年以上はたつというから、木々も立派。バス通りだけど車も多くなく絶好の紅葉スポットだ。気が早いけどぜひ今年の秋は通ってみて。夕暮れどきが特にオススメ。
 それにしても『桜ケ丘』なのに『イチョウ』並木というのも不思議な感じだ。

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よかにせの八百屋さん
 このイチョウ並木のところどころに「野菜、安い!」の看板が。矢印に沿って折れてみると、住宅の一角に新鮮野菜を並べた「中村青果」があった。こんな静かな住宅街に八百屋があるのもちょっと意外だったが、奥から出てきた店長さんにビックリ。スマイルが魅力的な好青年!!
 「自分の店を持つのが夢だったんです。できれば生活に密着したものを扱いたいと思って、2年前にオープンしました」と中村寿さん。並べられた野菜の値札にはすべて、値段の横に産地が書いてある。この時期、野菜ならホウレンソウ等の葉ものが、果物なら伊予カン等のかんきつ類がおいしいとか。隠れた人気商品「島原手延べうどん」(250円)も要チェックだ。商品はインターネットでの注文もできる。(http://www.denden.net./nk-seika/

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新しい花屋さんみっけ!
 一丁目まで来たとき、かわいらしいお家を発見! 表には色とりどりの花や苗が並んでいてとてもキレイ。ココは「リトルガーデンなかま」。昨年12月にオープンしたばかりの花屋さんだ。中間信博 ・幸子さん夫婦と信博さんの両親の4人で働いている。
 苗(70円〜)や鉢物を買う人が多いそうだが、もちろん切り花もOK。「桜ケ丘はガーデニングに熱心な方が多いですね。私たちもお客さまの話や意見をお聞きしながら店作りの勉強中です。ぜひ気軽にのぞいてください!」と幸子さん。店には幸子さんの大好きな雑貨も置いてある。
 話をしていたら、信博さんのお父さんが帰ってきた。昨年の秋に植えた球根の冬越しの注意点を聞くと、とてもわかりやすく丁寧に説明してくれた。そして最後に「一番大事なのは、過保護にしすぎず、乾燥させず、ですよ」とニッコリ。家族みんなの温かい人柄がそのまま伝わるような店だった。

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家庭訪問の定番?
 桜ケ丘に住んでいる友人が教えてくれた「やぎさんちのふくれ菓子」に行ってみた。無添加、無着色、国産の小麦粉のみを使用とこだわったふくれ菓子は「黒糖」と「ココア」の2種類。サイズは大と小がある。お土産にひとつずつ買おう。
 「ふくれ菓子作りは朝3時から始まります。体力勝負なんですよ! 私ひとりで作るのでどうしても数に限りがあり大変ですが、おいしかったという言葉を励みに頑張っています」と店主の八木恵子さん。ちなみにこのふくれ菓子、桜ケ丘の家庭訪問で出されるお菓子の”定番“らしく、職員室に帰った先生方の机の上に、いくつもやぎさんちの袋が並んでいたというエピソードまである。
 もともと八木さんが家庭で焼いていたものだが、近所の人に勧められて校区のバザーに出したところ「おいしい」と評判に。団地内の商店に置いてもらうようになったのが始まり。今では、なりざわ(三越地階など全店)や、城山ストア(4店)でも売られているそうだ。

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香りで幸せ、飲んで幸せ
 さてもう一軒、友人のおススメのコーヒー豆はかり売り専門店「あらき屋」へ。今年20周年を迎える。扉を開けると店中にいい香り! 最近少しコーヒーを飲めるようになった私は、好みを言って初心者向けという「ブレンド2番」を購入してみた。
 豆の品質にこだわり、厳しく選別し、焙煎(ばいせん)してはまた選別するという徹底した仕事ぶりが支持されて、転勤で県外に転出した人からも注文があるそうだ。親子2代で通うファンも多い。酸味や苦み、コクなど好みを言えば、オーナーの荒木久・瑞子さん夫婦がぴったりの豆を選んでくれる。今なら限定の「バレンタインブレンド」がおすすめだ。            ◇
 帰宅して早速コーヒータイムにした。ふくれ菓子を器に並べ、お店でもらった「あらき屋ノート」を参考にしながらコーヒーをいれてみる。部屋中にホントいい香り! お気に入りのカップに注いで「いただきま〜す!」。うん、飲みやすくておいしい!! 自分でいれるとまた格別だ。そしてふくれ菓子。ふわふわ感がたまらない。ほんのり懐かしくて優しいお母さんの味だった。(志)

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イラスト 国生 敬 kokusho@ruby.ocn.ne.jp

 

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