指宿スカイラインをまたいで広がる団地、皇徳寺ニュータウン。閑静な住宅街には歩道が美しく整備され、きれいな街だなあという印象を受ける。友人や読者からの情報を参考に、団地を散歩してみた。
6時起床。眠い! しかし気合十分。皇徳寺ニュータウンでは毎週日曜に
「青空市場」
が開かれると聞いて出かけてみた。
すごい! いろいろな野菜や果物、生花などがズラリと並んでいる。市場は毎週日曜、朝5時半から8時ごろまで。今年で10年になるそうだ。「団地近くの農家16軒が自分の家で生産したものだけを並べて出店しているんですよ。ココは団地の方とのふれ合いの場でもあるんです」と青空市農産加工グループ会長の山下茂徳さんが教えてくれた。
新鮮でおいしく、何よりも安いのが魅力。ほとんどの野菜が100円だ。最近ではうわさを聞いて遠方からも買い物に来たり、夏場や台風の後などは開店前から待つ人が出るほどの盛況ぶりだとか。私は葉付きニンジン5本とホウレンソウ、タカナの一夜漬けを購入した。しめて300円! 4月になるとタケノコなども出始めるというから楽しみだ。
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団地内に
「ブルーベリーロード」
というかわいらしい名前の遊歩道があると教えてもらい、行ってみた。今日は暖かいのでのんびり散策。親子連れや犬の散歩をしている人と軽くあいさつをかわしながら歩く。みんな気持ちよさそう。近くの宮川小学校からはお遊戯の曲が流れていて、本当にのどか。思わずハミングしてしまった。
この通りの名前にもなっているブルーベリーの木々は、いっぱいつぼみをつけ、春を待っていた。夏にはたくさんの実がなり、団地の人たちが実をつみ取ってジャムやジュースを作ったりするのだとか。他にもツバキや梅、桜など美しい木が並んでいて、ツグミなどの鳥たちも見かけた。
このブルーベリーロードの近くにはガーデニングに凝っている人が多いらしく、どの家の庭も見ごたえ十分。ウオーキングがてら、ガーデンウオッチングを楽しませてもらった。
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ブルーベリーロードの1本向こうの通りに、水曜日だけオープンする
「小さな小さなギャラリー我風(がふう)」
を発見。自宅の一角と庭を開放し、陶器やタペストリーを素敵にディスプレーしている。ほんのりお香がかおる中、抹茶を頂きながらオーナーの福永正子さんにお話をうかがった。「市場のように気軽に陶器を楽しんでいただきたいという思いで3年半前にオープンしました。使いやすく値段が手ごろな物を集めています。お茶のみがてら気軽に来てほしいですね」
福永さん自身、見たり聞いたりすることが大好きで、勉強のためによく他のギャラリーにも出かけているとか。暖かい日には庭のテーブルで、お客さんと器談議に花を咲かすこともあるそうだ。
人気商品は香炉や陶器のライトスタンド。口コミで評判が伝わり、現在は予約待ちの状況だとか。タマネギや桜で染めた手描きののれん(2000円〜)も素敵で、新築祝いなどにオススメ。
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ちょっと休憩。
「珈琲・紅茶館ブレーメンの森」
に寄った。ジャズが流れる店内は明るくて静かで心地いい。移転オープンして13年を迎えるこのお店には、常連客や団地の人以外に、ドライブがてら立ち寄る人も多い。
両親が始めたお店を受け継いだ河野克之さんが二代目マスター。「コーヒーは自家培煎(ばいせん)で常時13種類。紅茶は自分でおいしいものを見つけて仕入れます。今はアレンジを含めて27種類あります」。曜日ごとに種類の違うサービスコーヒーは、1杯500円。私は自家製ケーキセットを頂いた。マスターおすすめのリンゴのケーキは、温めて出してくれるうれしいサービス。さっぱりとした果肉の甘みがとてもおいしい! 数多く並べられたティーカップも見る価値あり。コレクションの中からマスターがどれを選んでくれるのかも楽しみのひとつだ。
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「地鶏の元」
で夕飯のおかずを買って帰ることにした。お店に一歩入ると香ばしいかおり! う〜ん、食欲をそそる。鳥刺しや炭焼き(小さく切った鶏肉を、炭火で焼いたもの)、ぶつ切りなどが200円から500円のパックで売られている。「その日店で売る分を早朝にさばくので本当に新鮮だし、自分の養鶏場だから安くできるんですよ。もちろん、味には自信があります!」と社長の峯元郁男さん。
鳥刺し、レバー刺し、砂ズリの刺し身、炭焼きと今夜は鶏づくし。私のオススメは何といってもレバー刺し。激ウマです。レバー嫌いの友達におすそわけしたら「全く臭みがなくておいしい! 」と感動してペロリと食べてしまった。ウニのようで、フォアグラのようで絶品! すっかりはまってしまった。また行かなくちゃ。(志)
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イラスト 国生 敬
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