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 鹿児島市の南西端、和田川下流に位置する下福元町。市内最大の面積を持ち、国道225号とJR指宿枕崎線が並行する交通の便がよい場所だ。その中の坂之上周辺を訪ねた。

チョウチョが止まっているおうち、みつけた!

 

 友人が学生時代に通った思い出の場所として薦めた店は国道225号沿い、向原バス停近くの「めんくい亭」だ。ユニークな手書きのメニューが30種類。天井には年期を感じさせるたくさんの紙が張りつけられていた。5人前のラーメンが入った「すりばちラーメン」を20分以内に食べた“あかし”だそうだ。
 一人前でも大きくて量もタップリ。人気メニューのねぎみそラーメンは、みそとネギの香りが食欲をそそる。太めのちぢれめんはツルッとしていて、スープはコクがあるのにサッパリ。客層が学生、夫婦、家族連れと年齢を問わないのは、店主・浜川勝典さんがいつもアットホームな店づくりを心掛けているからだろう。だれとでも気軽に行ける店だ。

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住宅街の喫茶店
 自宅開放の店として一度は訪れたいと思っていた「陶器の店Q」。草木、土と自然のものが並ぶ店内は陶器だけでなく草木染め、オーダー家具、木工品を販売している。
 店主の濱田清隆さんは元力士で料理人という経歴の持ち主。忙しくてめったに会うことはできないが、運が良ければ商品のことや昔の話など聞ける。普段はお母さんの美津子さんが商品の説明、使い方をアドバイスしてくれる。手ごろな値段でおしゃれな日用陶器を使えるのがうれしい。あとは器に合う手料理が作れるようになればバッチリ!
 店内はコーヒーなど飲めるスペースもあって、じっくり選ぶことができる。帰りには「また遊びにいらっしゃい」と温かい言葉で送られた。

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売り切れごめんの“黒玉”!?
 坂之上交番近くに今年3月オープンしたばかり、昔ながらのふくれ菓子を作るお菓子屋があると聞いていってみた。
 蒸し菓子専門店「一福」は13種類のふくれ菓子が並ぶ。糖分、ミネラル、カルシウム、食物繊維をタップリ含んだヘルシーな蒸し菓子。店主の山内春夫さんが「平穏無事で健康でありますように」という思いを込めて1つ1つ丁寧に作っている。ふくれ菓子というと、なんとなくお年寄りの食べるイメージがあったけれど…。カップケーキに近いプチふくれは洋菓子のようで見た目もかわいく、生地に練り込まれたリンゴを一緒に食べると食感がおもしろい! 素朴な風味とほどよい甘みが食を進め“体によいお菓子”と思ったら3個目、4個目…と手が伸びてしまった。

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ニオイだけでご飯が食べられそう!?
 緑の壁にピエロが踊るプレゼントショップ「ピエロ」を発見。楽しそうな雰囲気に吸い込まれ店内に足を踏み入れると、小物がびっしり! 常時20〜30人の作品を置いているそうだ。和洋問わず充実した小物、飾り物、バッグ、洋服といろいろなものがそろう。
 所狭しと商品が置かれた店内を見回しながら「製作者の思いが込められた作品は、ずっと大切にできる」と思った。世界中どこをさがしても同じものはないなら、なおさらだ。作った人に会ってみたい!
 「ピエロ」は手作りのぬくもりと一緒に、幸せな気持ちを贈ってくれる。母のことを思いだし、お土産をひとつ、手にした。

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自分の星座を探してみよっ
 JR坂之上駅前に、鹿児島の海産物をそのまま使った一味違う手焼きせんべいの店「やまご」の支店がある。店内に入ると香ばしいにおいが…。ガラスの向こうで“いかの生姿焼”を店員の秋武美也子さんが焼いていた。1分半ほどで焼き上がる開きイカを細かく切ってパックへ。できたてをホフホフしながら食べた。ビールがほしくなる(!?)たまらないおいしさ!
ほかにも地ダコ・キビナゴ・エビなどの姿焼きがあって骨まで食べられる。カルシウムたっぷりのおやつを食べて「よく噛(か)んで、骨を作ろう!」とみんなに呼びかけたい。
 それにしても種類が多い。「できそうなものをすべてせんべいにしてみる、チャレンジャーで“おもしろい”社長です」。月に1回姶良本店でせんべい作り体験ができる。参加して社長の話をじっくり聞いてみたいと思った。(魚)

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イラスト 国生 敬 kokusho@ruby.ocn.ne.jp

国生 敬 水彩画展「天文館と若者たち」が、6月29日から7月5日まで鹿児島市アイムビルのイリスギャラリーで開かれます。
入場は無料。
時間は10時から20時まで。

 

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