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 鹿児島市の北東部にある「玉里団地」は、今から23年前に玉里町、坂元町、下伊敷町の一部が集まってできた住宅団地。
 ちょっと早いけど“食欲の秋”に向けて蓄え(?)に出かけよう!

チョウチョが止まっているおうち、みつけた!

 

 今回最初の目的地は「イタリア食堂 ボナペティート」。小さな店だけど「関西弁で話すシェフがおいしいパスタをつくるのよ!」と
“イタメシ通”の友人が教えてくれた。
 店の天井にはテラスを思わせる大きな白いパラソル。緑色のイスと赤色のテーブルクロスとがイタリアの国旗みたい。気になる関西弁のオーナーシェフは、大阪のイタリア料理店に20年間勤めていた春田栄作さん。旬の食材を使って毎日違うランチメニューを考えているそう。本日のパスタは「ジャコとオクラのペペロンチーノ」。全6品で800円!
 帰り際には調理場から出てきて見送る春田さん。友人の薦める理由は料理がおいしいだけでなく、お客さんを大切にする人柄だったのね。

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住宅街の喫茶店
 「玉里団地福祉館の上から眺める景色は一風変わっていいわよ。公園もあるから食後の散歩に、ちょうどいいかも」と友人。
 一風変わった景色って? 海や山はないけれど、玉里団地一丁目を見渡せて、日当平団地とさつま団地が丘の向こうに見える。夕方になると夕焼けがきれいなんだって。今度団地を訪れるときはぜひ、夕方に合わせて行こう!
 眼下には「中央公園」。公園へつながる階段を見つけて下りることに。
 緑が多く静かな中央公園は、風に揺られる木の枝の音が気持ちいい。福祉館の上から眺めた公園の様子とは違って、予想以上に木陰が多くて涼しい場所だった。

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売り切れごめんの“黒玉”!?
 公園近くを歩いていると、ショーウインドーに飾られたアメリカンフラワー(針金に合成樹脂の液で膜を張らせて作る、ガラスのような創作花)を発見。店内はアメリカンフラワーが花屋のようにあふれている。ちょっとのぞいてみよう! 
 「Twinkle(トゥインクル)」は、井上妙子さんが趣味で始めたアメリカンフラワーを知人にプレゼントしたことから始まった店とか。「初めのころは作るたびに、うれしくてあげていたの。今思い返すと恥ずかしいわ。できれば返してほしいくらい(笑)」
 アメリカンフラワーを始めて10年。100種類以上の花がそろい、季節に応じたブーケなどを本物と同じように作るんだって。「色あせることもないし、永久保存の花だから…」と井上さん。ライトが当たると輝きが増し、本物の花とはひと味違う美しさ。もうすぐ友人が結婚する。お祝いのプレゼントに、アメリカンフラワーのブーケを贈ろう!

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ニオイだけでご飯が食べられそう!?
 どこかでお茶でもしようかなと考えていたときに目に入ってきた「茶・cha・ra(ちゃ・チャ・ラ)」の看板。かわいい店名。ちょっと休憩していこう! 
 “お茶を楽しむ”という意味で日本語とスペイン語を合わせた店名を考えた熊野香・美智子さん親子。もともとはお茶屋で、大好きなソフトクリームを食べたくて(!?)喫茶店を始めたそう。
 お薦めの「カフェド・ソフト」は氷コーヒーにソフトクリームとチョコクリームをのせたドリンク。氷コーヒーの苦さとクリームの甘さが絶妙な、ちょっと大人のデザート(飲み物?)ね。和風デザートに目がない私は、バニラと抹茶のミックスソフトにあずきあんが添えられたデザートも注文。「あずきソフト」は、抹茶の程よい苦味があずきの甘さを抑えて、さっぱりとイタダケル! 
 「今は小学生の子供たちの方がお金持ちみたいね」と笑う熊野さんたち。近所の子供にも大人気の喫茶店だ。

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自分の星座を探してみよっ
 団地に住む人のお薦めの店として挙がった「肉の大野屋」。今夜のおかずに買って帰ろう!
 「いらっしゃいませ!」の元気な声に思わずニッコリ。ケースに並ぶお総菜のコロッケ1個40円の安さに驚いた! その上、注文を受けてから揚げたてを渡してくれる。「コロッケの値段は20年間変わっていないんです。おやつ代わりに買いにくる子供たちも多いですよ」と教えてくれたのは店主の大野征雄さん。今夜のおかずはコロッケと空揚げの2品に決定!
 注文後待つこと5分、アツアツのコロッケと空揚げができた。香ばしいにおいに、帰るまで我慢できるかな…。早く帰ろう! 
 カリッとした衣にジャガイモのホクホク感。鶏肉をしょうゆで味つけして、さっぱりとした軟らかい空揚げ。バスを待つ間に我慢できず、たいらげちゃった!(

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イラスト 国生 敬
南 博久
kokusho@ruby.ocn.ne.jp
 

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