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 鹿児島の中心部にある標高107mのシラス台地・城山。さわやかな秋空の下で「薩摩」の歴史が残る団地をゆっくり散歩しよう。

チョウチョが止まっているおうち、みつけた!

 

 最初の目的地は、昨年4月に西鹿児島駅から城山団地に移転した「珈琲店プルーン」。朝8時から営業しているので、朝ご飯を食べることに。
 山小屋風の店は、大きな窓とテラスに並んだ植物が“自然”を思わせる。「来年は、庭をコスモスで埋め尽くすんだ。本当に山にいるような気分にしたくてね」とマスターの北郷博さん。
 鹿児島市内にいることを忘れるような空間に浸っていると、オープン以来変わらない味という「トーストセット」が運ばれてきた。トーストは7 の厚さ! アツアツの軟らかいパンにバター、ハチミツ、ジャムの香りがいい。サラダ、ブレンドコーヒー付きで700円。
 くつろぎながら朝食をすませた。

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住宅街の喫茶店
 草牟田に住む知人に教えてもらった「夏蔭(なつかげ)公園」。南日本放送のアンテナがある山頂を目指して坂を登ろう。
 歩くこと15分(結構きつかった!)。たどり着いた頂上の公園からは、町が見下ろせる。一息ついて公園内を見渡すと、桜の木に囲まれた夏蔭城跡の碑を見つけた。こんな所に城?
 夏蔭城について調べると…。以前(といっても、だいぶ昔)は大きなクスノキが茂り、涼しかったとか。山全体が城だった鶴丸城の一部として「夏蔭城」と名前がつき、120年以上前の西南戦争で激戦地となった。
 春は、桜を楽しめる公園として地元の人から親しまれているそう。静かなひとときが過ごせる絶好のポイントだ。

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売り切れごめんの“黒玉”!?
 一丁目に鹿児島市の指定文化財があると聞いた。もう少し鹿児島の歴史に触れる散歩をしよう。
 こんなところに史跡が?と思うような住宅街で「西郷・大久保座禅石」をようやく見つけた。
 並んだ二つの石碑。無参和尚の禅学の教えを受けた西郷隆盛、大久保利通が、座禅を組み自分を見つめ直した場所なんだって。揺れ動く藩政の中で、大きな時代の流れを見極める助けとなり、後に明治維新を成し遂げるかなめになった二人のいつ話。“志を鍛えた”という二つの石は、維新の礎石として残されている。

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ニオイだけでご飯が食べられそう!?
 団地で“幻のうどん”が食べられる店があると聞いて「長崎庵」へ。“長崎”といえばちゃんぽん、皿うどんのイメージがあるけど…。
 幻のうどんとは長崎県の上五島地域に伝わる「五島かけうどん」。「アゴ(飛び魚)でとっただしを使った料理は『伝統三百年のうどん』として伝わる五島ならではのごちそうなんですよ」と店主の力野勝彦さん。
 つばき油が絡めてあるという麺(めん)はツヤツヤ、ツルツル。麺の風味と、甘みのある独特なツユが絡むとスルスル入っちゃう。かけうどんならではのシンプルな味。
 セットは綿糸角ずし(祝いの席に出される長崎の名物)、茶わん蒸し(もしくはシューマイ)、デザートがついて800円(11月30日までの期間限定価格)。
 “幻”の味を堪能できてラッキー!

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自分の星座を探してみよっ
 団地の中心にある「城山ストア城山店」に寄ってみた。
 入り口すぐのコーナーは、おいしそうな総菜がズラリ。「昼2時すぎは、ちょうどそろう時間よ」と総菜を担当している人が教えてくれた。
 種類が多くて、何を買おうか迷っちゃう。オススメは?
 「一番人気はお弁当ね。でも、はずせないのはおはぎ。曜日を決めて必ず買いにきてくれるお客さんがいるほどよ」。こんな話を聞いたら食べずにはいられない。今日のおやつは「おはぎ」に決定!
 自宅に戻り甘味デザートによく合う日本茶を用意。少し大きめのおはぎは、こしあんが甘すぎず、ちょうどいい!  (魚)

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イラスト  国生 敬 kokusho@ruby.ocn.ne.jp

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