暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.20
1月某日
樋脇町といえば市比野温泉。島津家19代藩主
光久が自然ゆう出した湯を「天下の名泉」としたのが始まり
とか。県内外からの湯治客でにぎわうという人気の湯に入る
のが楽しみ
!
「市比野温泉で露天風呂がいいといえばココ」と教えてもらったのが
「観光ホテルサンライト市比野」
。
露天風呂は離れにあると聞いて、先に大浴場へ案内してもらった。大きな浴槽の造りは岩風呂。サンルームのように天井もガラス張りなので開放感がある。「露天風呂と間違う方もいます」と宿泊営業課の木通博行さん。確かに“気分”は味わえそう。
では本物の露天風呂へ。いったんホテルを出て一般道を歩く(本当に“離れ”なんだあ)。木々が生い茂った庭園風の露天風呂は思ったより広くて情緒たっぷり! 脱衣所、洗い場(シャワー付き)に十分なスペースがあって、シャンプー、リンスも用意。離れにしては充実している。穴場を見つけたようでウレシイ。
湯は無色透明。木通さんが「肌がツルツルになりますよ」と言った通り、ツルッとした湯の触りが心地いい。上がるころには、かなりの素肌美人になっていそう!? 小雨が降るあいにくの天候だけど、木々の緑が濃く輝いてみえ、かえって良かった。
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湯冷めしないように温かいものを食べよう。昼時間を過ぎても客足が絶えない地元で人気の
「どん栗庵」
へ。
上村美幸、久美子さん姉妹が迎えてくれた。久美子さんと73歳になる母親の久子さんが毎朝手打ちするそばは数量限定。そばを食べたいけど、鍋焼きうどんが温まりそう。「メニューにはありませんが、鍋焼きそばもできます。めんにスープがしっかりからまって、おいしいですよ」とすすめられて作ってもらった。
えび天、シイタケ、鶏肉、あげ、たまご…と具がたっぷり。少々太めのめんを、かみしめながら食べる。濃厚だけど後味さっぱりのスープとめんがよく合う。「そばは鶏ガラ、昆布、シイタケ、かつお節でダシをとります」。うま味が出そうな組み合わせ! 飲み干す人が多いのも納得。今度ざるそばを食べたいな。
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県道42号沿いにあって、大きな建物が目立つ道の駅
「遊湯(ゆうゆう)館」
。観光客に限らず利用者が多いのは、地元の新鮮な野菜や特産品、無料温泉水の人気が高いから。
「温泉水でお茶や焼酎を飲んでます。おいしいですよ〜」と支配人の上野健市さんも満足げ。休日は、あまりに並ぶため、くむ量を制限するとか。今度はペットボトルを持ってこなくちゃ! 飲む温泉があれば、足だけつかる温泉(足湯)もある。歩き疲れたときや寒い日は特に気持ちよさそう。
特産品コーナーをのぞくと、こだわりの品がずらり。手作りの漬物とみそが特に人気で、臭みがないウナギの白焼きも好評。珍しい「れいし羊羹」と、問い合わせが多い「いきなりだんご」「丸山大福」を購入。さて、どこで食べようか。
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おわんを伏せた形の丸い山が目につく。これこそ樋脇町のシンボル、丸山。人工的に造られたような独特の丸みがユニーク。「祁答院町の藺牟田池とほぼ同じ大きさだから『掘った池の土砂を持ってきた』という言い伝えがあるんですよ」と遊湯館で聞いたのを思いだした。空想しながら眺めると本当に思えておもしろい。
山の中腹にある
「丸山公園」
に寄った。タコの形をした滑り台やジャングルジムがあってファミリーで遊ぶにもってこい。山頂まで遊歩道があるので森林浴も楽しめる。さて、さっき買った大福とだんごをいただこう。大福はモチがやわらかくて、あんがたっぷり。栗が入っただんごも、おばあちゃんが作るような懐かしい味でおいしかった。
丸山公園は桜の名所。3月になったら花見だ! (呑)
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DATA
●観光ホテルサンライト市比野
住所-樋脇町市比野878
電話-0996(38)0101
営 -10:30〜21:00
料金-400円
休 -なし
●どん栗庵
住所-樋脇町塔之原10590
電話-0996(38)0399
営 - 11:00〜20:30オーダーストップ
休 -火曜日
●遊湯館
住所-樋脇町市比野156
電話-0996(38)2506
営 -9:00〜18:00
(軽食コーナー〜16:00)
休 -第1・3水曜日
●丸山公園
【問い合わせ】樋脇町観光協会
電話-0996(37)3111
イラスト 張 佐和子
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