暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.22
1月某日
「こんな日に限って…」。チェーン規制の道路
交通情報を聞きながら、何度もつぶやいた。日を変えようか。
いいや、気持ちは祁答院モード。ゆっくり車を走らせた
。
雪の日に温泉に入る機会なんて、めったにない。生まれて初めての雪見風呂かも!? なーんてことを想像しながら向かった先は、藺牟田池のほとりにある
「いこいの村いむた池」
。昭和53年にオープンしたとは思えないほど、きれいな館内。早速地下1階にある温泉へ。
露天風呂に面した壁はガラス張り。ときどき顔を出す太陽の光が湯にキラキラ反射している。内風呂で体を温めたことだし、次は露天風呂だ!
自然石を利用した露天風呂は周りの景色とマッチして風情がある。ピューッと冷たい風が吹く。さ・ぶ・い。急いで風呂へ飛び込んだ。ほぇ〜。体のしんがあったまりすぎて、とけそう!? 雪化粧をした山々と、藺牟田池が異国の風景に見える。ほんと、来てよかった。
「湯量が豊富な天然のかけ流し温泉です。自慢は無色透明のキレイなお湯と見晴らしの良さ」と営業課長の堂園俊一郎さん。これだけ自然に囲まれていたら四季折々の変化を間近に楽しめそう。一番好きな藺牟田池の風景は? 「新緑の季節。植物の息吹を感じるようで、自然の香りがしますよ」。これから花見の季節が来る。藺牟田池が、ピンク色に囲まれる日が待ち遠しい。
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夏だけでなくて一年中そうめん流しでにぎわう
「祁答院町営竜仙館」
。定食類もあることだし…。本日のランチは山菜定食に決定! 山菜汁、ご飯、小鉢がセットで700円。山菜汁はワラビやゼンマイ、ニンジン、こんにゃくなど約10種類をみそ味で煮込んだもの。上にた〜っぷりかかっている山芋が特徴だ。実際、見た目以上にボリュームがある。具だくさんで、山芋の量が半端じゃない。食べきれない女性が多いのも、うなずける。
調理長の木場賢三さんが「4月中旬から川のせせらぎを聞きながら、外でそうめん流しができるでしょう」と教えてくれた。自然の中での食事は最高だよね。
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「いこいの村―」の堂園さんに「海の生き物をモデルに、変わった陶器を作る人」として石神いづみさんを紹介された。自宅は鹿児島市内だが、祁答院の窯に来ているらしい。
平成12年、故郷で築160年の古い民家を改装して
「祁答院・いづみ窯」
を開いた。大きな木のはりが浮き出た室内は、懐かしさと歴史を感じる。無造作に並べた作品の多くは、趣味のダイビングで出合った魚がモデル。「いろんな表情をするから、おもしろい」。見ていると思わず、ククッ(笑)。表情が妙におかしい。
「味のあるものが好き。目に特徴のある人を魚にしたらおもしろいだろうな、と考えながら作るとすごく楽しい! ストレス発散になります」と石神さん。“魚たち”に見つめられると、自然と笑顔になる。何だか元気が出たぞぃ!
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北に向かうと道路わきに雪をよく見かける。山奥にあると聞いた
「矢立農村公園せせらぎの里」
に行きたいんだけど…。大丈夫かなぁ。すこ〜し不安。
細い道を抜けて、やっとの思いで到着。平成12年、自然へのおもいやりを育てる場としてオープンした。園内にニジマス池や釣り堀池などがある。「標高300m近くある場所なので気温が低く、川の水もきれいで冷たいですよ」と祁答院町役場経済課の盛山友樹さん。水がキレイなところでしか育たないワサビ田があるのも、納得。
寒さの中、釣り人はさすがにいない。釣り堀は1回100円。釣れないってことは? 「夏場にお客が多くなると、魚がエサの食べすぎで釣れないこともありますが…。大丈夫」と太鼓判を押された。今日は自然浴目的だから、次来るときの楽しみに。さぁーて、帰るとするか。 (ピ)
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DATA
●いこいの村いむた池
住所-祁答院町藺牟田1806
電話-0996(56)0121
入浴時間-9:00〜21:00
料金-300円
休 -なし
●祁答院町営竜仙館
住所-祁答院町藺牟田950
電話-0996(56)0039
営 - 10:00〜17:00
休 -火曜日
●祁答院・いづみ窯(来店時は要予約)
住所-祁答院町上手1786
電話-0996(21)8668
営 -10:00〜18:00
休 -月〜木曜日
●矢立農村公園せせらぎの里
住所-祁答院町黒木2193
電話-0996(55)1111
祁答院町役場経済課耕地係
開園時間-10:00〜18:00(4〜9月)
10:00〜16:00(10〜3月)
休 -月曜日
イラスト 張 佐和子
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