暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.23
2月某日
鹿児島市から車で南へ1時間半。“かつおと
花と蝶の町”山川。県内でも暖かいほうで、一年を通して
花を鑑賞できるんだって
。
今回の温泉は
「ペンション菜の花館」
。大和田靖憲さん、仁子さん夫妻から友人を招くように温かく出迎えられた。2年前に敷地内で温泉を掘り当てて、露天風呂を手作りしたという。「わき出た温泉の成分を調べたら塩分濃度が海水と同じ。海水温泉で、タラソテラピー効果があるんですよ」と大和田さん。
早速、目当ての露天へ。のれんをめくって…ビックリ。今までにない開放的な温泉は露天というより“野天風呂”って感じ。目隠しはあるもののすぐ近くは道路。敷地内の畑に囲まれているから人がいないことは確認できるけど…。明るいとちょっと抵抗あるかな?「旅の恥はかき捨て」。思い切って入っちゃおう!
濃度の高い塩湯なのに、べたつきがなくてサラサラ。独特の茶色く濁った湯に美肌効果があるんだって。タラソテラピーって内側から奇麗にすると聞いた。いつもより汗タラタラ。体のしんからぽっかぽか。
もともとは宿泊客専用で、立ち寄り湯を始めたのは最近。知る人ぞ知る秘湯に巡り合えてラッキー。
mapに戻る▲
「町内でも温暖で無霜地帯の長崎鼻。露地栽培の畑で町花、金魚草の
『花狩り』
ができるんですよ」と長崎鼻パーキングガーデンの玉利安夫さんが教えてくれた。一風呂つかった後は、一足早い春を体験だぁ!
長崎鼻に向かう途中、視界に飛び込んできた華やかな畑。黄色、赤、ピンク、白…と1万uの畑に100万本の金魚草。花畑は初めて、ワクワクしてきた。降りて驚いたのが、花の背が高いこと。ちょっとかがめば隠れるぐらいだ。観賞を楽しんで、記念写真をパチリ。よーし、張り切って摘むぞ。
玉利さんが「茎は太くてしっかりしたもの、つぼみだけでなく、少し花が咲いてるのを選ぶのがポイント」と言ってた。つぼみだけのは色が付かず、奇麗に咲かないんだって。じっくり見極めながら腰をかがめる。たくさんの花に囲まれるって、幸せ!
mapに戻る▲
本土最南端「山川駅」の目の前にある
「旅館くりや食堂」
は人気の大衆食堂。地元ならではの「かいもん岳(600円)」という料理が気になって注文。「特製スープを使った野菜とろみうどんだよ。さぁ、豪快に食べて」と大将の篠原信明さんが運んできたのは、顔よりもどでかいどんぶり!
しゃきしゃき野菜、新鮮な魚介類がたっぷり。具をかき分けてようやく出合えた(?)うどん。ちゃんぽん風のスープにからめると、あっさりしていてボリュームが気にならない。「合宿に利用する学生も多いんだ。みんな安さとボリュームに喜んでくれるよ」。壁に並んだ色紙は学生が残したメッセージ。安いだけでなく、人情味あふれる“看板大将”が人気なのかもしれない。
mapに戻る▲
町でみかける「すり身」の看板。菜の花館の大和田さんに教わった
「七宝フーズ」
でお土産を買おう。
店は山川港のすぐ近く。「水揚げする様子が見えるんです。揚がったばかりの魚をすぐ加工しています」と店主の篠原幸子さん。すり身の種類は3つ。中でも「シイラ」の甘口は家庭料理そのままの味付けで人気とか。家族に揚げたての「さつま揚げ」を食べさせてあげよう。
自宅に着いたら早速、調理。まずはシンプルな「さつま揚げ」をじっくり、こんがりきつね色に揚げる。フーフーしながらほお張ると…もちもちの弾力感&口の中に広がる魚のうま味にほおがゆるむ。「野菜を入れたり、吸い物にしたり。すり身の食べ方はいろいろですよ」と篠原さんのアドバイス。今度はオリジナルの「すり身料理」にチャレンジだ! (魚)
mapに戻る▲
DATA
●ペンション菜の花館
住所-山川町岡児ヶ水1723
電話-0993(35)2007
入浴時間-6:00〜22:00
料金-300円
休 -なし
●花狩り
【問い合わせ】長崎鼻パーキングガーデン
住所-山川町長崎鼻
電話-0993(35)0111
営 - 9:30〜16:00
休 -なし
入園料-100円
料 -1本20円〜60円(時価)
●旅館 くりや食堂
住所-山川町成川7350
電話-0993(34)0214
営 -7:00〜21:00(オーダーストップ)
休 -不定
●七宝フーズ
住所-山川町福元6159−6
電話-0993(35)2227
営 - 8:00〜18:00
休 -なし
イラスト 張 佐和子
UP△
(c)1999-2003 FELIA all rights reserved.