暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.31 育児編
相 談
子どもの誤飲事故について
もうすぐ9カ月になる娘がいます。最近、なんでも口に入れようとして、目が離せません。たばこを食べようとして、ゾッとしたこともあります。誤飲事故は命にかかわることもあるとも聞きました。もし間違って飲んでしまったときは、どう対処すればいいのでしょうか。
(下荒田 K)
鹿児島市消防局 救急救助係 消防司令補 山住 勝志さんに聞きました。
子どもは8カ月を過ぎるころから、つかまり立ちをして予想しない行動をとるようになります。何でも口に入れてしまうので、手の届く範囲に物を置かないことが大切。子どもの誤飲事故は、大人の責任です。
万が一、誤って飲んでしまったときの対処方法は、製品によってさまざま。
(財)日本中毒情報センターによると…
1. 少量では心配ないもの
蚊取り線香、口紅
2. 水か牛乳を飲ませて吐かせるもの
リンス、シャンプー
3. 水を飲ませて(牛乳はダメ)吐かせるもの
衣料用防虫剤
4.牛乳・卵白を飲ませて吐かせないもの
漂白剤、酸性・アルカリ性洗剤
5.何も飲ませないで吐かせないもの
灯油、シンナー
製品の注意書きに、対処方法が記載されていることが多いので、よく読んでください。いずれも早めに病院で診てもらいましょう。
相談のたばこについてですが、水か牛乳を飲ませると、ニコチンの吸収を促進して非常に危険です。何も飲ませずにできるだけ吐かせて、すぐに医師に診てもらいましょう。
ジュースの缶を灰皿代わりに使用すると子どもが誤って飲んでしまうので、絶対にやめてください。
ボタンやコインなどは、自然に便と出てくることが多いので心配ないでしょう。
呼吸が苦しくなって声を出せず、もがきます。あわてずに、背部叩打法(はいぶこうだほう)を行ってください。
@片腕の上に腹ばいにさせて、頭部が低くなるような
姿勢にする。
Aあごを手にのせて、突き出すようにする。
Bもう一方の手の付け根で、背中中心を5回たたく。
最寄りの病院に連絡するか、緊急のときは119番で救急車を要請してください。落ち着いて状況を伝え、係員の指示に従ってください。あわてず対処することが大切です。
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