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8月某日 県最北端にある東町は、鹿児島市内から車で 2時間。日帰りでも大丈夫だけれど、今回は一泊でのんびり しよう。島々をめぐる一人旅。現実から離れて、自分を見つ め直すのもいいかも。
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到着した昨夜は豪雨だったのに、今朝は快晴! 早速、朝風呂にしよう。温泉センター『東泉望』は、宿泊したあずまレジャーランド「太陽の里」に隣接する。浴場に入って、あっと声を上げそうになった。高台にある温泉からは、不知火海と点在する島々を一望。朝霧に包まれた風景は、まるで墨絵みたいなのだ。
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温泉にゆっくり身を沈める。ちょうどいい加減の熱さ。塩化物泉でサラリと肌触りのいいお湯だ。「湯量が豊富で、泉質もいいと評判ですよ。子どものアトピー性皮膚炎やあせもにいいと、お湯だけもらいにくる人もいます」とスタッフが言ってたっけ。
浴室は和洋2タイプあって、男女日替わり。女性は偶数日が洋風、奇数日が和風。今日は洋風ね。サウナ、電気風呂、気泡浴などいろいろあるけど、気に入ったのは、あおむけになる浮風呂。足と腰に当たる水圧が強くて快感。脂肪がブルブル震えて、スリムになりそう!? 絶景を見ながら、あふれる湯に身をゆだねていると、気分もサッパリ。ストレスを洗い流して、心もスリムアップできたかな。
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東町は18の島からなる。その中の4島をつなぐ『あずま五橋』は町のシンボルだ。雲仙天草国立公園の景勝地でもあるとか。すべて制覇するぞッ。
まずは島の入り口、鮮やかなブルーの柱で囲まれた黒之瀬戸大橋。日本三大急流の一つ黒之瀬戸をまたぎ、橋の下には渦潮が見られることも。
県道47号を北上すると赤崎橋。赤い照明灯と欄干がカワイイ。さらに北上して乳ノ瀬橋。橋の下にある“乳形”をした岩が名前の由来だって。どら、見てみよう。んーッ!? 膨らんだ岩が2つ見えるけど、尖った部分は1つしかない。もう1つはどこ?
お次は竹島大橋。中央部分が盛り上がって、カーブしてる不思議な形。平成8年に完成した伊唐大橋は、コンクリートの斜張橋としては日本一の規模。どこから見ても美しく、渡りながら見上げると、支柱の大きさに圧倒される。自然と文明のスケールを同時に感じる場所だわね。
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「東泉望」のスタッフにすすめられた『味彩』でお昼にしよう。「さしみ定食」(1200円)を注文したら、ボリュームにびっくり。アジ、カンパチ、タイ、甘イカの刺し身は、新鮮で身が締まっている。「丁寧に一本釣りしたアジだから、鮮度があってきれい」とご主人の平田雅男さん。網で捕ったアジは魚同士重なってしまうため、傷みが早いとか。みそ汁のアラカブはご主人自ら釣ったものだ。
平田さん一家は、大自然の中で釣りができる環境が気に入って、4年前大阪から移り住んだ。ご主人に「なんでやねん」と突っ込みを入れる妻の博子さん。なんだか夫婦漫才みたい。
「10月になったら、ウニ捕りにもぐるから、ウニ丼を食べにきてや」。なんと1000円で味わえるらしい。2時間かけて、来る価値ありそう!
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東町漁協市場のすぐ近くにある『浜島活魚』。店内にはいくつもの大きな水槽があって、伊勢エビ、ワタリガニ、ヒラメ、タイ…と、種類ごとに分けられている。小さい水族館という感じ。
ん? この大きくて目立った魚は? おかみさんの浜島まち子さんが「東ブリ。東町は養殖ブリの水揚げ高日本一なの」(またもや日本一!)とおしえてくれた。ブリは水槽の中を同じ方向にぐるぐる回る。いけすで飼うためか、不思議な習性があるらしい。
お土産は愛きょうのある姿と1匹1000円ちょっとという価格にひかれて、天然物のタコに決定。すぐにゆでて食べられるように塩もみして、氷入りの箱に詰めてもらった。
帰って食べたタコは、身が締まってやわらか。レモンと塩をちょっとかけて、タコそのものの味を堪能した。 (ぽ)
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| DATA |
●太陽の里温泉センター 東泉望
住所-東町鷹巣333−2
電話-0996(86)2626
入浴時間- 6:30〜22:00
料 -300円
休 -火曜日
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●あずま五橋
問 -東町役場 企画財政課
電話-0996(86)1111
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●味彩
住所-東町諸浦1235−4
電話-0996(64)5050
営 -11:00〜14:00、17:00〜21:00
休 -日曜日
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●浜島活魚
住所-東町諸浦1233−3
電話-0996(86)2811
営 - 7:00〜17:00
休 -火曜日
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