来年の日記帖や手帳が、文具店の店頭を賑わしている。日記をつけ始めて十五年ほどになるが、今日まで休まず書き続けられたのは、書き心地良い一本の万年筆にあったようだ。
雑誌の広告でモンブランの万年筆をよく見かける。それは原稿用紙の上に何気なく置かれたものであったり、キャップの外されたものであったりするが、デザインが丸みを帯びて太く、温かい感じさえする。
取材でヨーロッパに向かう途中、アンカレッジ空港で乗りつぎの時間があった。売店の一角にモンブランの万年筆をみつけた。一番太いのは品切れで、次に太いものを買った。
宝物をやっと手にいれた嬉しさで、以来私用の便箋にはいつもこの万年筆が走る。インクもブルー・ブラックに決めて。事務的なモノにはパソコンを使うが、私用は専らこの万年筆でゆったりと太い字を書く。時々ペン先を洗ったり拭いたりと手入れも怠り無く。そしてうれしいことに、この万年筆で書くと悪筆も少しマシに見えるから不思議。
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●撮影協力 山形屋(文房具売り場)
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| 住/鹿児島市金生町3の1 | | 電/099(227)6094
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