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思い出の逸品 モンブランの万年筆
二宮和嘉子さん
元MBCディレクター
プロフィール
MBC退職後、99年5月からイタリアへ料理留学
01年6月、留学生活の奮闘ぶりをつづった「オリーヴの香り」(文芸社)を出版。
モンブランの万年筆
 来年の日記帖や手帳が、文具店の店頭を賑わしている。日記をつけ始めて十五年ほどになるが、今日まで休まず書き続けられたのは、書き心地良い一本の万年筆にあったようだ。  
 雑誌の広告でモンブランの万年筆をよく見かける。それは原稿用紙の上に何気なく置かれたものであったり、キャップの外されたものであったりするが、デザインが丸みを帯びて太く、温かい感じさえする。  
 取材でヨーロッパに向かう途中、アンカレッジ空港で乗りつぎの時間があった。売店の一角にモンブランの万年筆をみつけた。一番太いのは品切れで、次に太いものを買った。  
 宝物をやっと手にいれた嬉しさで、以来私用の便箋にはいつもこの万年筆が走る。インクもブルー・ブラックに決めて。事務的なモノにはパソコンを使うが、私用は専らこの万年筆でゆったりと太い字を書く。時々ペン先を洗ったり拭いたりと手入れも怠り無く。そしてうれしいことに、この万年筆で書くと悪筆も少しマシに見えるから不思議。
●撮影協力 山形屋(文房具売り場)
住/鹿児島市金生町3の1
電/099(227)6094
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