暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.44
1月某日
内之浦宇宙空間観測所で有名な町。一昨年12月「国見トンネル」の開通で、鹿児島市方面からの所要時間が約20分短縮された。海の幸も豊富と聞いたから楽しみ。
。
快晴でドライブが楽しい。国見トンネルを抜けて、市街地にある
「国民宿舎・温泉保養センター コスモピア内之浦」
に着いた。平日の昼間だから、館内は静かで、浴場に入ると先客はひとり。貸し切りのような開放感がうれしい。
体を洗ったあと、豪快に湯につかる。40度に調整されているから、冷えた体でもすぐ慣れ、のぼせやすい私にとっては快適。硫黄泉と聞いたけれど、独特の香りはなく無色透明、無臭。ん? 湯にとろみがあるような…。「肌に触れるとヌルヌルした感触で、肌がスベスベになる美人湯です。入浴後、化粧水がいらないというお客さまが多いんですよ」と支配人代行の内山直樹さん。
乾燥肌なのに入浴後は肌がしっとり。館内で買ったソフトクリームを食べてほてった体を冷やしていると、海鮮料理がセットになった宿泊プランや日帰りプランの案内を発見。泊まりがけで来る楽しみができた。
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内之浦は新鮮な魚介類の水揚げで知られる“ぶえんの町”。地元の人に評判の
「瀬里奈」
は、家族3人で切り盛りしている、アットホームな雰囲気の店だ。店内にはコタツまである。人気の「刺し身定食」(1200円)をいただいた。今日の刺し身はカンパチと天然タイ、シメサバ。刺し身ってこんなにおいしかった?「料理は内之浦漁港で朝捕れた魚を利用しているよ」と調理主任の坂下友宏さん。コリコリとした歯ごたえは新鮮そのもの! ブリのあら煮、カニつめと貝の酢の物、エビやアサリの入ったお吸い物…、大好きな海の幸づくし♪ ガラス越しに内之浦漁港が見え、漁船の行き交う様子を眺めながら”港町に来たんだ“としみじみ感慨にひたる。
伊勢エビの生き造りがついた定食も3000〜4000円と格安だから、次は絶対これを食べなきゃ!
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「かずらをアレンジして小物を作る店があるよ」と、コスモピア内之浦の内山さんが教えてくれた。そこは市街地から車で30分。マリンブルーの海を視界にとらえながら海岸線を走り、「岸良」地区に入ってまもなく
「かずら工房 花葛」
を発見。山歩きが好きな本田香さん、幸子さん夫妻が趣味の延長で自宅の敷地に開いた小ぢんまりとしたお店だ。
幸子さんはかずらをリースに、香さんは独特のねじれをそのまま生かしたオブジェを作っている。いびつな、らせん状の形は自然の芸術。店内には作品がぎっしりと並べられ、その数は100点以上だとか。注文も受け、伝えたイメージ通りに仕上げてくれる。”和“のテイストの部屋づくりを目指しているから、私も欲しいっ。
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「叶岳ふれあいの森」
に車を走らせた。高台だから寒そうと、車から降りるのがおっくうだったけれど、いざ外に出ると空気がおいしい! 冷たい風も気持ちいいくらいだ。 標高約187mにある展望所からは内之浦湾をはじめ、津代半島、国見連山を一望できる。正面に海、左右に山。なんてぜいたくな景色。風の音しか聞こえない静かな雰囲気の中、旅の疲れがいやされていくのを感じる。さらに上に登ると8棟のコテージがあって、ひとつひとつに「わくわく」「きらきら」など、かわいい名前がついている。地元の小学生がつけた名前だと、役場の人が話していたっけ。冷暖房やテレビ、冷蔵庫完備だから、冬は星空を眺めながらキャンプを楽しめるね!
(鯱)
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DATA
●国民宿舎・温泉保養センター コスモピア内之浦
住-内之浦町南方2660
電-0994(67)4110
休-なし 料-300
入湯時間-6:00〜22:00
●瀬里奈
住-内之浦町南方86−2
電-0994(67)2355
休-月曜日
営-11:30〜14:00、18:00〜22:00
●かずら工房 花葛
住-内之浦町岸良144−3
電-0994(68)2621
休-※営業時間、店休日とも不定なので、
訪ねる前に電話を!
●叶岳ふれあいの森
【問い合わせ】管理棟
電- 0994(67)3055
イラスト 張 佐和子
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