大好きな韓国で、特に思い出深い場所がある。四年前の夏に訪れた済州島だ。旅の仲間は、釜山の大学の韓国語講座で意気投合したクラスメート。彼女は関東の短大で講師をしていた。
済州は朝鮮半島の南西に位置する。自然が豊かで、ロケ地としても有名だ。私たちは映画「シュリ」に登場したリゾートホテルに泊まった。
浜辺を散歩した後、水平線の見える部屋へ。仕事や恋愛について深夜まで語り合った。そこには夫も息子もいない。十数年ぶりに味わう「私」だけのゆったりした時間…。
ホテルのスタッフのアロハシャツがすてきだった。熱帯植物が色鮮やかなピンクとグリーンで描かれている。「あれだ」。私たちは即座にホテルの店で購入した。彼らと全く同じデザインのものを。
新婚カップルの中に、ペアルックの三十半ばの女。「変わった二人」だったと思う。でも、出会えた喜びを表現したかったし、思い出を詰め込む何かがほしかった。アロハはぴったりの品だったのだ。
「しっかり稼いで、来年もリフレッシュしようね」。そう誓ったものの、彼女の妊娠で再会は延期に。アロハを取り出し、済州の風景を思い浮かべながら、その日を気長に待ち続けている。
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●撮影協力 ピンクパレス
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住/鹿児島市東千石町5−2
| | 電/099(227)1416
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