暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.47
3月某日
「伊集院」と聞いてすぐ思いつくのは鹿児島三大行事のひとつ・妙円寺詣り。ゴール地の徳重神社など歴史探訪もいいけれど、続々登場の“おいしいスポット”も見逃せない。おなかをすかせて、いざ出発!
。
「伊集院で温泉といえば、あそこしかないでしょう」と知人。健康づくりのためのコミュニティ・スペースとして町が運営する複合施設
「ゆすいん」
のことだ。変わった名前だけど、リラックスできそうな優しい響きがいい。「伊集院の町木はユス(またはイスと呼ばれる)の木です。それと伊集院のインを合わせて『ゆすいん』なんです」と総支配人の徳留勝博さんが教えてくれた。
「広々しているのでゆったり入れますよ」。徳留さんの言葉を受けて大浴場へ。広くて明るくて清潔感があって快適。しっとりツルツル、肌をやさしく包み込むような湯の感触にいやされる…。気泡、電気、低周波浴をじっくり味わって、打たせ湯へ。ブースになっているので堂々と(?)独り占めできるのがうれしい。肩の凝りが気になっていたので、勢いよく落ちてくる湯をツボに当てると効く〜。
90畳の休憩室やトレーニングルーム、レストランもあるから1日ゆっくり過ごすのも良さそう。600円払えば、1日何回も温泉を利用できる。これはお得!
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レモンイエローの外観が目をひく
「レストラン ロマラン」
。本格フレンチの店と聞いて敷居が高そうだなと思ったけど…。迎えてくれたのは、気さくな笑顔とヒゲが印象的なシェフ尾嵜道明さん。「自分が食べておいしいと思う新鮮な料理を出したい」と食材にこだわり、魚は朝と夕に江口浜へ買い付けに、肉は厳選して福岡から仕入れているという。
メインに魚か肉を選べる洋食ランチはサラダ、スープ、パンorライス、デザート、ドリンクがセットで1260円。器や盛り付けが美しく、見た目だけでも「おいしそう」。デザートの黒ゴマのブラマンジェも手づくり。どのメニューからもシェフの“愛情”がしっかり舌に伝わってくる。
テーブルにはナイフやフォークといっしょに、おはしが。そんな気取りのなさも良かった。
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お腹が満たされ、心地よい春風を受けながらウオーキングを楽しみたくなった。小高い丘の
「城山(じょうやま)公園」
には200本の桜の木があり、例年4月10日頃まで花見を楽しめるそう。
公園面積は11・4ヘクタールと広く、野鳥の森や野草園など9つのエリアがある。案内板によると、1549年にフランシスコ・ザビエルが島津貴久と会見し、日本で初めてキリスト教の布教を許した歴史的場所とのこと。
地上16メートルの展望台からは、伊集院の町並みや東シナ海、桜島など四方が見渡せるというが、残念ながら今日はかすみがかかってよく見えない。今度来たときは、島津家の紋章である丸に十の字をかたどった伊集院まんじゅうを食べながら、歴史に思いをはせてみよう。
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昨年オープンした
「茶らら」
はセンスのいい茶房ギャラリー。石段を上がり、手入れが行き届いた庭を通って扉を開けると、木のぬくもりがあふれる個性的な空間にたどり着く。 「店を持つのは私たちの夢でした。会社勤めをしていましたが、これからの人生は好きなことをやって過ごしたかったんです」と金子律子さん・榎薗マリ子さん姉妹。二人の好みが生かされたインテリアや、展示してある陶器、小物などを眺めていると時が経つのも忘れてしまいそう。 注文ごとに豆をひくコーヒーと洋なしのタルトのケーキセット(819円)をいただく。フレッシュな果肉としっとりとしたスポンジの組み合わせが絶妙! 地元の新鮮野菜を使った「茶らら膳」も人気と聞いたので、天気のいい日にテラスで味わいたいな。
(呑)
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DATA
●伊集院町健康づくり複合施設 ゆすいん
住-伊集院町野田1557
電-099(272)0105
休-第2、4火曜日(祝日の場合は翌日)
料-300
入湯時間-10:00〜22:00
(受け付けは21時半まで)
●レストラン ロマラン
住-伊集院町郡1−69
電-099(272)2464
休-月曜日、第3日曜日 ※子ども連れ要予約
営-11:30〜14:00、18:00〜21:00
(オーダーストップ)
●城山公園
【問い合わせ先】
伊集院町都市計画課 電-099(273)2111
●茶房ギャラリー 茶らら
住-伊集院町清藤1903−13
電-099(273)5788
休-火曜日
営- 10:30〜20:30(オーダーストップ)
イラスト 張 佐和子
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