暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.48
3月某日
大隅半島の国道269号を南下して本土最南端の佐多町に向かう。吸い込まれそうな青い空と海が気持ちいいドライブ日和。佐多岬近くの山道では野生猿の親子に出合っちゃった!
。
佐多のイチバンの魅力といえば、コバルトブルーの大海原。佐多岬・展望台からの眺めもいいけど、今回は
「半潜水型水中展望船 さたでい号」
に乗船して本土最南端の海に”潜って“みよう。
「今日の透明度は抜群。この時期はウミガメが見られるから、運が良ければ会えるかも」と船内のガイドさんの言葉に期待して、出発!
田尻港から約15分の佐多岬海中公園は、国立海中公園として国内第1号に指定された場所。竹崎付近では、色鮮やかなミドリイシサンゴやキラキラ輝くキビナゴの群れを、枇榔島では雄大なテーブルサンゴ群や熱帯魚などを手が届きそうなほど間近で見ることができる。目をこらしてウミガメを探してみたけれど…縁がなかったみたい。残念。
まるでダイビングしているような気分で景観を楽しめた。すっかり心を癒やされて、満足!
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お昼は
「さたでいランド」
へ。東に風力発電、西に錦江湾と開聞岳を眺めることができる「レストラン さたでい館」は、中養母さん家族が昨年4月から町の委託を受けて営業。「安心して食べられる大隅ならではの食材を味わってもらいたい」と、メニューは大隅黒豚がメーン。早朝からのドライブで、おなかペコペコ。一番ボリュームがありそうな「黒豚味噌ステーキ」(900円)を注文しよっと。
地元素材を使ったカライモ、キンカンの甘露煮、漬物…と日替わりのつけ出し料理は”お袋の味“。味噌ダレの香ばしいにおいとともに運ばれてきた熱々のステーキは、コクのある味わい。添えられた新鮮なレタスといただけばサッパリ!
「これからの季節は外でのバーベキューがおすすめ」と妻のまき子さん。次回はぜひ、外で食事したいな。
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食後は太平洋側の漁村までドライブ。町内で一番長い砂浜がある
「浜尻海岸」
へ。
錦江湾沿いに多い磯とは違った、穏やかな海辺にホッと安らぐ。駐車場に車を止めて、裸足で砂浜を散歩。約1.3qとこぢんまりとした砂浜だけど、歩いてみると結構な距離を感じる。ザッ、ザッと足裏に当たる柔らかく温かい砂の感触が気持ちイイ。
砂浜に座ってボーっと海を眺めていたら「毎年、夏の夜にウミガメが産卵のために上陸するんだよ」と町役場の白川順二さんが話していたのを思い出した。昨年は、5月〜8月の間に約30頭が上陸。産卵する姿が観測されたそうだ。ウミガメが上陸するのは、美しい自然が残っている証拠。このきれいな海でひと泳ぎしてみたい。あ〜、夏が待ち遠しい!
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ドライブの締めくくりは役場の隣にある本土最南端の温泉
「佐多町高齢者温泉センター」
に。
平成8年に健康促進、病気やケガ予防の目的と「いつまでも元気に」という願いが込められて建てられた健康施設は、通称「さたでい湯」と呼ばれ親しまれている。 湯はナトリウム塩化物泉で無色透明。浴室には錦江湾を眺められる超音波流水機付きの大浴場、運動効果の得られる歩行浴、香り高いハーブ湯、サウナなど。温度は、じわっと汗がにじむ40度に設定されている。
人気のハーブ湯は、レモン湯。実は、今日が初の試みという。レモン数個が湯船にプカプカ浮かぶ様子は見た目もかわいらしいく、湯につかるとレモンの香りがふわ〜。なんだか、ホットレモンに入っている気分!? 「薬草を入れたり、ダイダイを浮かべたり。季節に合わせて内容を変えます」と町役場の入ケ町貴弘さん。
昨年10月には、県下の温泉施設では珍しいという超音波流水器「セラピスト」を導入。超音波、マッサージ、温熱、運動、リラクゼーション、とこのひとつで5つの効果が得られるというから驚き!
入浴後は同フロアにある無料のマッサージ機へ。心身ともに十分ほぐされて、極楽。さぁ、これから鹿児島市内に向けて帰宅の途に着くぞ。
(魚)
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DATA
●半潜水型水中展望船 さたでい号
住-佐多町馬籠486−4
電-0994(27)3355
休-なし(悪天候の場合は欠航)
料-2000円
営-出航 9:00〜16:00
(3月〜11月は〜15:30)
●レストラン さたでい館
住-佐多町伊座敷5616 さたでいランド内
電-0994(26)0800
休-火曜日
営-11:00〜22:00
●浜尻海岸
【問い合わせ先】
住-佐多町役場企画課
電-0994(26)0511
●佐多町高齢者温泉センター(さたでい湯)
住-佐多町伊座敷3846
電-0994(26)0511
休-月曜日、1/1
料-300円
入湯時間-10:00〜21:00
(3月〜11月は〜20:00まで)
イラスト 張 佐和子
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