暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.49
4月某日
柚子(ゆず)の生産と、畜産で知られる末吉町。途中で立ち寄ったスーパーには末吉牛、黒豚、地鶏とおいしそうなお肉がずらり。これだけの食材が手に入る町、なかなかないと思うぞ。
最初に向かったのは、1日平均600人が訪れるという、末吉町のランドマーク的存在、
「メセナ住吉交流センター」
。名産の柚子や黒牛、黒豚の加工品のほか、新鮮な野菜が並ぶ特産品売り場をチェックしながら早速温泉へ。
和風風呂と洋風風呂があり、1週間ごとに男女が入れ替わる。きょうは和風風呂が女湯。クセのない無味無臭のお湯は肌あたりもなめらか。檜(ひのき)風呂など、浴槽によって雰囲気が変わるのも楽しい。リラックス浴にあるソファー風のいすが一番のお気に入り。座るとおへそあたりまでお湯がくるので、半身浴にはぴったり。ウエストとふくらはぎにジェット水流がダイレクトに当り、マッサージ効果も期待できそう。
湯上がりに極楽気分でぽ〜っとしていたら、「セルフサービスのお茶もあるし、休憩室で休んでいけば?」とスタッフにすすめられた。柚子シャーベットを特産品販売所で買って和室の休憩室でしばしのんびり。ぽかぽかに温まった体に酸味のきいた冷たいシャーベットがすーっと溶けていく。は〜、幸せ♪ 末吉の特選牛肉がいただけるレストランや宿泊施設もあるから、一日入浴券でゆったりとくつろぐのもおすすめ。
mapに戻る▲
ランチはおいしい地鶏&おソバが食べられると聞いて、
「愛の里」
へ。築100年を超える古い民家は、家自体が生きているような不思議な雰囲気だ。田舎のおばあちゃんちに帰ってきたみたい。
焼き鳥(700円)、鳥刺し(400円)、手打ちそば(400円、5月末まで)をセルフ方式で注文。炭火で焼いていただく焼き鳥は、沖縄産の塩で味付けがしてあり、地鶏のうまみをひきたてる。もう止まらない、いくらでもいけちゃう。
岩をくりぬいた特製テーブルでのソーメン流しは5月から。また夏の味を楽しみに来よう。
周囲をながめていたら、岩盤浴ができる「福の癒」(10時〜21時、1000円)を発見。浴衣を貸してもらい、温められた岩石の上にバスタオルを敷いて横たわる。1時間ほど寝転んでいたら汗びっしょり。イメージとしては砂蒸し温泉に近いかも? あんなに汗をかいたのに、肌はサラサラなのも不思議。
mapに戻る▲
近くの
「花房峡憩いの森」
で腹ごなしを。バンガロー施設やゴーカート、テニスコートまである。道路わきの細い道を下っていくと、せせらぎの音が聞こえてきた。渓谷の周りにはシダやコケなど珍しい植物のオンパレード。時間を忘れて見入ってしまった。
ふと見上げると、お日さまが木々のすき間から漏れてキラキラ光っている。深呼吸すると、細胞の隅々まで森の澄んだ空気が行き渡る。自然に包まれると人間って元気になるんだな〜と実感。
意外に手ごたえ(足ごたえ?)のあるコースなので、動きやすい洋服で行って正解。結構いい運動になったわ。
mapに戻る▲
めいっぱい食べて遊んだあとは、お土産購入! 丸ボーロで有名なお菓子屋さんがあると聞いて、
「川畑菓子舗」
へ。そういえば、「メセナ住吉交流センター」で売店の人にもらった柚子あんの入った「柚子もなか」もここのお菓子だった。
小ぢんまりとしたたたずまいのお店をのぞくと、優しい笑顔の川畑さん夫婦が迎えてくれた。昭和5年創業の老舗の丸ボーロは、はちみつ、黒糖、抹茶の3種類。どれもしっとりとした食感が感動的! 同業者からも問い合わせが多いというのも納得。一風変わったこの丸ボーロは全国各地にファンがいる末吉の味だ。いつまでもこの優しい味を残してほしいな〜。
(景)
mapに戻る▲
DATA
●メセナ住吉交流センター
住-末吉町二之方2971−1
電-0986(76)7898
休-第1・第3月曜(祝日の場合は翌日)
料-300
入湯時間-6:00〜22:00
●愛の里
住- 末吉町南之郷11137
電-0986(78)1441
休-火曜
営- 12:00〜21:00
●花房峡憩いの森(管理事務所)
住-末吉町南之郷11391−1
電-0986(78)1100
休-月曜と第1・第3火曜(祝日の場合は翌日)
営-8:00〜17:00
●川畑菓子舗
住- 末吉町本町1−8−24
電- 0986(76)4563
休- 不定
営-9:30〜19:00
入湯時間-10:00〜21:00
(3月〜11月は〜20:00まで)
イラスト 張 佐和子
UP△
(c)1999-2004 FELIA all rights reserved.