暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.53
6月某日
巨峰ブドウ、ナシ、ミカン、イチゴなど“フルーツの里”として知られる東郷町。自然豊かで静かな町だけに、ゆったりのんびり、心がみずみずしくなる旅が楽しめそう!
東郷町唯一の温泉が
「ゆったり館」
だ。「露天風呂が広いからくつろげるよ」とウワサを聞いていただけに、期待は高まるばかり。
和風と洋風2タイプの風呂があり、男女が週替わりで利用できる。今週は女性が和風風呂だ。「和風は湯が熱めの岩風呂が人気です」とスタッフが教えてくれた。そうそう、熱めとぬるめ、交互に入るのが効くのよね。浴槽が大きいので循環式かと思ったら、掛け流し式で常に新しい湯が張られるという。
「衛生面を考えて掛け流し式にしています。湯は毎日交換し、次亜塩素酸ナトリウムで殺菌処理するなど管理を徹底しています。安全であることを当たり前にしなければいけませんから」と厳しい表情で話す副支配人の岩田修さん。すべて2年前に起きたレジオネラ菌発生の問題が教訓となっているそうだ。”清潔な温泉“を意識して入ると、また気持ちよさが違ってくるなあ。
露天風呂は歩行浴付きで、確かに広い。運動不足解消にはもってこいだ。天気がいい日はタイルに横たわって昼寝をする人もいるそう。湯上り後しばらくは心地いいポカポカ感が持続。肌も滑らかになったようでウレシイ。
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「温泉に入ってランチバイキングを食べるのが楽しみ」と、週に1回は温泉を利用するという初老のご夫婦。おすすめということで、併設のレストラン
「うめの里」
へ。
メニューはから揚げ、揚げだし豆腐、肉じゃが、ちらしずしなど和食中心の20数種類。米や野菜はなるべく新鮮な地元産を使っている。フルーツ、サラダ、コーヒーもお代わり自由で892円(中学生以上)はおトク。「口コミで広がり、平日でも並ばないと入れない時があります」と営業主任の久松隆さんの言葉に納得! 素朴な家庭料理に食が進み、ランチにしては多すぎる量を完食。
ちょっと食べ過ぎたので腹ごなしに「とうごう五色親水公園」でウオーキング。清流のせせらぎに耳を傾け、緑あふれる新鮮な空気を吸い込むと全身が浄化される感じだ。
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夫婦でやっているガラス工房があると聞いて
「グラススタジオ テーゲー」
を訪ねた。看板などは一切なし。昔の校舎を思わせる平屋造りがどこか郷愁感を誘う。
迎えてくれたのは北海道出身の平泉秀博さんと、垂水市出身の悦子さん。縁あって東郷町に工房を開いて8年になる。共同作業で仕上げる作品は生活食器が中心。「日常使いなので、傷がつきにくい材質を選んでいます。クリスタルに近いクリアな質感を楽しんでほしい」と秀博さんが言うように、独特な透明感がやさしい色合いとあいまって魅惑的。使うのがもったいないような…。
常に1100度に保たれている釜(かま)の熱気があふれる工房で、こんな涼しげな器たちが生まれるのが不思議な気がした。
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観光ブドウ農園が50カ所以上あり、巨峰の生産量県内一を誇る東郷町。7月中旬ごろ、町内でいち早く早生巨峰の紫玉(しぎょく)を販売する
「フルーツのクルス」
に寄ってみた。
「土質がいいのか、東郷町の巨峰は甘味と酸味のバランスがとれ、本当においしい。今年は天候に恵まれたので、順調にいけば例年にないボリュームのある立派な房になります」と代表の久留須康憲さんは太鼓判を押す。減農薬栽培で育てた巨峰は朝獲りして、その日に売るというから新鮮そのものだ。
20日ごろからは農園でブドウ狩りも楽しめるという。おいしさの見分け方は「房が真っ黒(濃紺)のもの」とか。同時期にオリジナルの巨峰シャーベットも登場。早く来い、来い、ブドウの季節!
(呑)
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DATA
●東郷温泉 ゆったり館 ●レストラン「うめの里」
住-東郷町斧渕1940−1
電-0996(42)2244
休-第2月曜日
¥-300円
入湯時間-6:00〜8:30、10:00〜21:00(11〜3月は21:00まで)
(レストラン)11:00〜14:00、17:30〜20:00(オーダーストップ)
●グラススタジオ テーゲー
住- 東郷町斧渕1940−2
電-0996(42)1925
休・営-不定
(見学・体験希望者は電話予約した方が確実)
●フルーツのクルス
住-東郷町山田42−1
電-0996(42)4111
休-日曜日(夏場は無休)
営- 8:00〜17:00
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