なんてきれいな藍色のお皿…。十二年前、初めて出合ったアラビア社のバレンシアシリーズの大胆かつモダンなデザインは、急ぎ足で通り過ぎようとする私を引き寄せるのに十分過ぎる魅力があった。
その青を表現するなら、北欧・フィンランド出身の器らしく「コバルト・ブルー」がふさわしいのかもしれない。でも、やはり私の目に映るのは、日本の伝統的な色ともいえる「藍」。包み込むような深い色合いだった。
それ以来、憧れ続けたお皿は意外な形で私のキッチンに仲間入りした。なんと夫が出席した結婚式の引き出物の箱から現れたのは藍をまとう二枚のお皿。喜々として手に取り、使ってみてさらに感激! おいしいものはよりおいしそうに、そうでないものでも、とてもおいしそうに演出してくれる。
最近、自宅近くのインテリアショップで、カジュアルにディスプレーされたバレンシアシリーズを見かけた。百貨店のコーナーに整然と飾られていたときと違う魅力があった。
和洋中と、どんな料理を盛りつけてもしっくりおさまり、また他の器とのバランスも楽しめる、この「藍」の懐の深さ。ひとつひとつが手書きの絵柄と聞き、うなずくだけの私である。
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●撮影協力 in my room
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住/鹿児島市下荒田1−14−5
| | 電/099(254)7141
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