喫茶店に入ったら、特に、珈琲(コーヒー)専門店で注文するのはブレンドコーヒー。ほとんどの店の珈琲メニューで一番リーズナブルなメニューだと思う。
東京での修業中、師匠の代わりにリハーサルを務めていた。師匠はまだ到着しない。リハーサルの終了直前に、扉の向こうからオーラと共に登場。現場にただならぬ緊張が走る。普段は、ナカナカ口をきいてもらえないのだが、あの日だけは違った。
「声が細せぇな」
ちなみに、横浜育ちの師匠である。
「声を出すだろう、それがマイクに入るんだョ」「そして、シールドを伝ってスピーカーから出る」「その声がお客様のハートを掴まなくっちゃダメなんだョ」
修業中に唯一アドバイスいただいたのはこの一回のみ。なので、今でも脳裏に鮮明に残っている。
鹿児島で活動している自分に、師匠から届いた激励の言葉に「一声入魂」がある。野球好きの師匠ならではの表現ではあるが、マイクにも多くの歌手・演者の魂が宿っているわけだ。
舞台や放送の場で音の入り口になるマイク。表現者自体がしっかりとしたものをマイクに届けなくちゃならない。技術さん任せではいけない。
師匠の言葉に返すならば「生涯一歌手」とでも言おうか。歌手を生業にできている現在でも、現場ごとに変わるマイクとの見えない闘いは日々続いていく。
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●撮影協力 コロネット
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住/鹿児島市東千石町14−15
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