暮らしを彩る文化・生活情報紙
Vol.62
10月某日
行き慣れた土地だからこそ、新しいお店を発見したときのうれしさは格別のものがある。新スポットを見つけるべく、さぁ出発だ!
「一度行くだけで、いろんなお風呂が楽しめる」と聞き、
「ウェルサンピア鹿児島あいら」
へやってきた。
約20年前に建てられたが、平成7年に全面改装。これを機に温泉が新設されたそうだ。広々した館内を歩き、目当ての温泉へ到着。営業が始まったばかりの時間帯だったので人は少なく、一番風呂か!?なんて思っていたら、先客がいた。びっくり!
ウワサ通り浴室は広くて、清潔感があり充実した設備が整っている。ジェットバスに、リラックス湯、ミストサウナなど。これなら長湯が苦手な私でも、いろいろ湯遊び(!?)しながら楽しいバスタイムが過ごせるじゃん。はやる気持ちを抑えながら、大好きな寝湯へ。今まで、この気持ちよさを知らなかったけれど、「湯めぐり」の取材を通してすっかりハマッてしまった。横になり、温泉に入りながらも、体のつぼをほどよく刺激してくれるなんて、一石二鳥!? あ〜、最高。
「循環ではなく、かけ流しの温泉なので、お湯はキレイですよ」とアシスタントマネージャーの桑原考二さん。湯冷めをしないというお客さんが多いらしく、お風呂から上がった後もしばらく体はポカポカ。温泉に入って、食事をして、休憩室でゆっくりできる「温泉パック」(1000円)もあるので、次はこれだな。
mapに戻る▲
通り沿いに見つけたパン屋さん。こんなところにあった?
4月にオープンした
「カナン」
のパンはすべてショーケースの中に入っている。オーナーの原口幹朗さんは「フランスのパン屋で見かけたとき、自分もこうしたいと思ったんです。衛生面から考えてもこの方法がいい」。自分で取らずに「コレとコレをください」と言えば、スタッフがパンを取ってくれる。まるでケーキ屋さんみたい!
国産小麦粉をベースに、素材の持ち味を生かしたパン作りをしている。「季節限定パン」も作っていて、今はクリやさつまいもなどを使ったパンがずらり。私のおすすめは「栗のデニッシュ」。サクサクの生地と甘さ控えめのクリのバランスがGood。カフェスペースもあり、できたてのパンとコーヒーを楽しめる。旅の始めだけど、ちょっと一息ついちゃおうっと。
mapに戻る▲
陶器や布ものを扱う店が点在する姶良町で、和紙を扱う
「さつま和紙WAGAMI工房」
。う〜ん、気になる! 行ってみなければ。
和紙職人になって13年の小迫田昭人さんが作るのはランプやタペストリー、便せん、はがきなど。「日本の伝統工芸である和紙独特の風合い、優しさが一番の魅力」と話す小迫田さんの作品たちを見ているだけで、心が癒やされるようだ。特にランプの和紙からもれる温かい光は、とても印象的。
最近「作るなら自分しかできないものを作りたい」と思い、始めたのが器作り。紙で器!?と思ったら、見た目は普通の陶器と変わらない。が、持ってビックリ。軽い!
和紙作りの体験(2時間1500円〜)もできるらしいが、事前に予約が必要とのこと。今日は飛び込みだったので…。しょうがない。
mapに戻る▲
少し遅めの昼食を
「寿司うどん工房なかつ野」
で取ることに。自宅開放の店なので、不思議と落ち着く。さて、何にしようかな? かなりおなかがすいたのでランチメニューのAセット(600円)と手打ち天ぷらうどん(840円)を注文した。
マグロ、イカなど9種類の寿司が登場(!?)したかと思ったら、次は器からエビがはみ出したうどんが…。「うどんはだしが命だと思っています。うちは添加物を一切使っていないので、最後までスープを飲み干す方が多いですよ」と代表の牧口良二さん。それならまずはスープで味を確かめる。あれっ? 鹿児島独特の「濃さ」がなく、あっさりいただける。最後は楽しみに取っておいた大好きなエビちゃん≠パクリ。身が大きくて、衣もサクサク!
いい店を見つけたという幸福を感じながら帰途についた。
(ピ)
mapに戻る▲
DATA
●ウェルサンピア鹿児島あいら
住-姶良町東餅田1181
電-0995(65)2210
休-月曜日(13時以降は通常営業)
営-10時〜22時
¥-310円
●カナン(Chana′an)
住-姶良町宮島町32−8
電-0995(67)0671
休-月曜日
営-8時〜18時
●さつま和紙WAGAMI工房
住-姶良町三拾町1429
電-0995(65)3044 ※訪れる前に電話を
営-10時〜17時
●寿司うどん工房 なかつ野
住-姶良町中津野266−5
電-0995(67)6262
休-水曜日
営-10時〜21時
イラスト 張 佐和子
UP△
(c)1999-2004 FELIA all rights reserved.