トップページにもどる
暮らしを彩る文化・生活情報紙
Fashion Life Eating Amusement Information
特 集 グルメガイド 味 祭 史 駅のある街 イベント情報 レディーGO ヘルシーCOOK くらし研究室
フェリア!メール 思い出の逸品 バックナンバー クーポン プレゼント フェリアについて BBS
思い出の逸品 醤油
日高 みづえ(ひだか みづえ)さん

松ヶ根部屋 親方夫人
プロフィル
旧姓高田みづえ。77年、「硝子坂」で歌手
デビュー。抜群の歌唱力で人気を集めた。「私
はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」など
ヒット曲多数がある。85年に大関若嶋津(現・
松ヶ根親方)と結婚し引退。現在は松ヶ根
部屋のおかみさんとして、多くのお弟子さ
んの育成に尽力している。頴娃町出身。
醤油
photo by SunSeeker
 上京して、どうしても慣れなかったのが醤油(しょうゆ)と味噌(みそ)の味だ。お刺身にしても、お味噌汁にしても、慣れ親しんだ味じゃない。コクがあって甘い、あの味。東京の醤油は、私にはかなりしょっぱくて、申し訳ないがおいしいと思えなかった。
 故郷を思い出したとき、なぜか母の煮物が食べたくなった。うまみが深く、煮汁はさらっと透明。いろんなお店で煮物をいただいたけれど、「やっぱりあの味に勝るものはない」とつくづく感じた。
 家庭料理の味は醤油と味噌で決まるという。結婚し、料理をするようになってから、私も母と同じ枕崎市のマルソエ醤油(薄口)で煮物をつくっている。毎日の味噌汁もマルソエ味噌で。種子島育ちの親方も、東京育ちの子どもたちも「おいしい」と食べてくれる。わが子にとっては、この味が「家庭の味」として記憶に残っていくんだなぁと思う。母の味にはまだまだ届かないけれど…。
 ただ刺身醤油は子どもたちには甘すぎるらしい。が、やはり私には子どものころから食卓にあった味。親方がお土産に買ってきてくれるお寿司をこれで食べるとき、おいしさで心が満たされるとともに、故郷への懐かしさを感じている。
●撮影協力 味処「康予」
UP▲


(c)1999-2005 FELIA all rights reserved.