2004年3月13日、新幹線「つばめ」が、鹿児島の春空に翔んだ。
ボクらは、「維新ふるさと館」横で、開業イベント「島唄ライブ」を開催していた。ライブもはね、後片付けをしているとバスが到着し、たくさんのシニア観光客が降り立った。ガイドが「予定時間をオーバーしています。早く急いで下さい!」と叫んでいた。みんな疲れきり、その顔に笑みはなかった。
ボクは、あのシニアのお客様に「また鹿児島へ行きたいと思ってほしい」と願った。そして今度は自分の足でゆっくり回れるように観光マップを用意して、彼らの「スマイル」を見たいと思った。
マップをつくるために、貸し自転車を利用して、今まで気づかなかったわがまちの歴史、文化、風景を見て回った。お客様が教えてくれた評判のいいお店に協賛をお願いしたが、門前払いもあった。
夢ははかなくなりそうだった。そんなとき、いろんな老舗や薩摩料理、しゃぶしゃぶ、蕎麦などのお店が応援してくれた。同じように夢を託してくれる人がいて、支えてもらい、このスタイルが出来上がった。このマップが人と人をつなげ、そこに笑顔が咲けばボクは嬉しい。
次号は3月11日。「エスタイルカゴシマ 春号」にサクラ咲く。
|
|