琵琶を弾いているご縁で、最
近鹿児島を訪れる機会が多く
なりました。ある時、公演が終
わった翌日、
「奄美の里」という
ところに連れて行っていただき
ました。そこで大島紬について詳
しく説明してくださったのが、こ
のショールの作家である藤かをり
さんでした。
大島紬といえば、高級な着物
というぼんやりとしたイメージ
しかありませんでした。しかし、
すばらしい技の実演や歴史的な
お話は大変興味深く、感動的で
した。
大島紬とカシミヤを組み合わ
せたこのショールは、初めは母に
プレゼントしました。その後どう
しても自分の物が欲しくなり、
再び工房にお邪魔して購入しま
した。
日本に大島紬というすばらし
い伝統の技があることを誇りに
思います。同時に、その伝統が現
代にも息づく藤さんの作品に、
大変心惹かれます。
私自身、伝統的な琵琶の音を
現代にも繋げていきたくて、さ
まざまな試みをしています。そ
のひとつに、箏、尺八、パーカッショ
ンと組み合わせた「びかむ」とい
うユニットがあります。実は先日、
そのステージ衣装を藤さんに作
ってもらいました。これからも国
内外で「びかむ」の公演を重ね、
琵琶と紬の両方のすばらしさを、
少しでも多くの人に知ってもら
えるように頑張りたいと思って
おります。
●撮影協力 風吹布
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