暮らしを彩る文化・生活情報紙
そろそろ衣替えの季節。年々増える洋服や 小物のしまい方に苦労している人も多いのでは? 虫食いなどのトラブルを避けるためにも、 すっきり片付けてきちんと管理したいもの。プ ロや読者のお宅を拝見して、収納アイデアを 教えてもらいました。
インテリアコーディネーター
鳥丸 尚子さん
理想の収納を実現するには、
「収納計画」
と
「整理整頓」
がポイント。漠然と収納せずに、しっかり計画を立てましょう。最初は面倒でも一度やってしまえば、後で片付けがしやすいですよ。
1.自分の管理能力を知ろう
服も小物も、しまい込んだまま 生かしていなければ持っていない のと同じ。どういうアイテムを持 っているのかをきちんと把握して いれば、無駄な買い物も防げます。 自分なりに持ち方の基準を見つ けましょう。
ex1.枚数
ワンピース5着、シャツ10枚(無地5枚、柄物5枚)以内など。
ex2.有効期間
2年間出番がなかったら処分する。
ex3.空間
引き出し1個に、入りきらなくなるほど買わない。
2.「どうすれば使いやすいか」を考えて配置しよう
目線から少し下(140〜150cm)の手が届きやすい高さを「ゴ ールデンゾーン」といいます。出番の多い服はここに収納しまし ょう。また、引き出しは奥まで見渡せるように、目線より低い位 置にあった方が便利です。
1つのクローゼットやタンスの中で、コーディネートの流れを 作るのもおすすめの方法。上段からトップス、セーター、パンツ というふうにすれば、朝の身支度もスムーズにできます。
3.枠組みを作って、無駄な空間を解消しよう
クローゼットや押し入れなどは 単純な空間だけに、デッドスペー スが生まれることも。そこで重宝 するのが、カラーボックスやワゴン、 収納ケースなど。これらで枠組み を作って仕切り、奥行きや高さを 無駄なく使うことで、収納できる 量は格段に増えます。
コートには1年中衣装カバーを
タンスの中は 意外にほこりが たまりやすいと ころ。コートには シーズン中も衣 装カバーを使用 している。写真は 中に防虫剤をつるすタイプ。
ベルトはタンスの扉裏に
扉の裏面 はファッショ ン小物の収 納に便利。タ オルハンガ ーやフックなどを使ってアレンジ すれば収納量も増やせる。かさば って置き場所に困るベルトは、色 ごとに分けてつるして。
アイテム、色、無地or 柄物で分類
アイテムごとに掛けたら、それ ぞれを色や、無地or柄物を基準に 分類。それだけで色がごちゃごち ゃせずスッキリした印象になる。
丈の短い衣類は 2段でつるす
ジャケットやスカートなど丈の 短い衣類をつるすと、その下がデ ッドスペースになることも。2段に することでその空間が有効に使え る上、つるせる量も倍になる。
コーディネート しやすく配置
上段からタンクトップ→インナー →セーター・カーディガン→パンツと、 コーディネートの流れを作る。引き 出しの中も色、無地、柄物の分類を 実践。立てて収納しているから、一 目見てどこに何があるか分かる。服 選びの時間も短縮できそう。
ジーンズは色の グラデーションで
ジーンズはブラックとブルー の色で分類し、それぞれ濃淡が 分かるように収納。微妙なニュ アンスも一目瞭然(りょうぜん)。
ストッキングは袋にポン!
黒とそれ 以外の色の 2つに分類 して袋に入 れている。 探すときも 袋ごと引っ 張り出せば見やすい。ポンと投げ 込むだけのお手軽収納だ。
スカーフをファイリング
A4サイズ のクリアファ イルを使って スカーフを整 理。たたんで 1枚ずつ入れ ている。カタログを見ているみた いで探しやすい!
バッグは素材に合わせて
革製やファーが付い たものなど、型崩れが 気になるものは立てて 収納。カラーボックス にブックスタンドを入 れれば、使いたいバッ グをサッと引き出せる。 布製など曲げても平気 なものは、たたんで箱 に入れればOK。
防虫剤→
防虫剤や虫よけシートなどはコートの下の空き スペースにストック。効き目が切れたものを見付け たら、すぐに交換できる。圧縮袋や衣装カバーなど の衣替えグッズも一緒に。
←アイロン
クローゼットのわずかなすき 間にアイロン台を立てて収納。手 前のかごバッグには、アイロンや 霧吹きなどがセットで入っている。
とりあえず置き場→
アイロンをかける前の服やた たむ前の洗濯物を入れる“とりあ えずの置き場”。こうしたフリー スペースを設けるだけで、片付け が楽になる。
衣類の収納方法は、素材やアイテムによ って使い分けが必要です。
(1)たたむ
空間を有効に活用できるのが特徴。収納 ケースの幅にぴったり合わせれば、無駄な スペースが出ません。麻やウールなどデリ ケートな素材は、コンパクトにたたみすぎ るとシワや型崩れの原因になります。
(2)つるす
すぐにしまえて、すぐに取り出せます。た だ、かなりスペースを取られるので、たたむ 収納と併用しましょう。
(3)圧縮する
ダウンジャケット などはつるすのが 理想ですが、かさば ってしまいます。オ フシーズンには、圧 縮袋でボリューム ダウンすると場所 を取りません。
【圧縮後】
▲ダウンジャケット2枚が枕ほ
どの大きさになる
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