暮らしを彩る文化・生活情報紙
ひとみさんは鹿児島 市内の病院で看護 師をしていたときに結婚 した。夫はいちき串木野 市の水産会社の二男。子 どもができて育児休業を 取得中に、夫が任されて いた鹿児島市内の鮮魚店 を手伝い始め、病院を退職した。4年半が過ぎた ころ、義母が倒れたのを 機に夫の実家へ移ることに。 「夫の家族と同居するの にためらいはなかったけど、 鹿児島市の店の常連客の ことが気になって」と、気 持ちはすっかり鮮魚店の おかみさんになっていた。
実家の鮮魚店では数名 の従業員と一緒に店に立 つほか、義母の味を受け 継ぎ、さつま揚げや煮付 けなどのそうざいを作る。 「仕事はできる範囲で一 生懸命にします。できな いことはほかの人が手伝っ てくれますから」。
義父、義兄とは仕事も プライベートも一緒。「お 互いに干渉しないし、気に なりませんよ。食事や洗濯、 掃除などの家事を家族 みんなが手伝ってくれる んです」とひとみさん。自 分の時間が持てないこと や好きな旅行になかなか 行けないのが少し不満だが、 「みんなが健康だから幸せ」 とほがらかに笑った。
お笑い番組
明石屋さんまが出演するバラエテ ィーや、お笑い芸人のテレビ番組が好 きでよく見ています。笑うことがスト レス解消。元気が出てきます。仕事で 見られないときは、子どもがちゃんと 録画してくれるんですよ。
7:00 起床、朝食、洗濯 ※夫は3時起床
8:00 店でそうざいの準備
8:15 テレビドラマを見る
8:30 店でそうざいの準備(煮付け、フ
ライ、弁当など)。作業の合間に
お茶、菓子で小腹を満たす
13:00 鮮魚売り場の手伝い
15:00 昼食
15:30 店で接客。料理店との相談や給食、
病院向けの配達品の仕込み
19:00 店の片づけ、夕食の準備
21:00 夕食、家事、入浴
23:00 就寝
27歳で5歳年下の夫 と職場結婚したあ ゆみさん。「経済的な余 裕も欲しい」と退職を悩 んだ。上司から「やめない でしょ」と、頼りにしても らっている言葉をかけら れたこともあり、続ける ことに。29歳で1人目の 子どもを出産したが生 後4カ月で亡くす。それ から子どもができずに半 ばあきらめていたときに 妊娠。 38歳のときに2人 目を出産し、喜びもひと しおだった。
育児休業を取った後に 職場へ復帰。あゆみさん の実家が自宅から近く、 仕事が遅くなるときは実 家で夕食をとったり、保 育園への子どもの迎えを 弟が手伝ってくれたりする。 パートで働く義母も時間 をつくって子どもの世話 に来てくれる。「家族の 協力に恵まれていて幸せ です。今の生活に満足で すが、自分がもっと家のこ とをちゃんとしなければと も思います」。
職場では部下に指導 する立場。プレッシャーも あるし、失敗して落ち込 むこともある。でも、「自 分がさせてもらえる仕事 があることがありがたい」 とあゆみさん。ステップアッ プのためにファイナンシャル・ アドバイザーの資格取得 を目指している。
ネイルアート
ネイルアートに興味があります。著 名アーティスト・黒崎えり子の雑誌を 参考にしています。2カ月ほど入院し ていたときも退屈しませんでした。ほ かの人にもしてあげたいなと思って います。
5:30 起床。出勤の準備。朝食
7:30 子どもを保育園へ送る
8:00 出勤。窓口業務
11:30 昼食
12:00 退社。弟が保育園へ子どもを迎えに行き、
病院で合流
20:30 実家で夕食
21:30 帰宅
子どものはみがきを手伝う。
子ども就寝
23:00 夫帰宅
24:00 就寝
鹿児島県男女共同参画セ ンター(かごしま県民交流 センター内)は、すべての人 が尊重され、性別にかかわ りなく個性と能力を発揮で きる社会をめざし、セミナ ー開催などさまざまな支援 を行っている県の機関。ハー モニー推進課の平信哲さん と橘木真由美さんに、仕事 と家庭の両立や再就職で悩 んでいる人へアドバイスしてもらいました。
◇ ◇
漠然とした不安を抱えて いるときや何をしていいか 分からないときは、まず「自 分がどうしたいのか」を考 えてください。悩みが具体 的に分かってから解決策を 考えると良いでしょう。男 性をたてて、女性は控えめ にというような風潮にとら われず、自分の能力を発揮 できたらいいですね。家庭 でも自分だけが犠牲になる のではなく、夫や家族に相 談して、コミュニケーション をとることが大切。家族の 理解や協力を得ることで、 解決の糸口が見つかるかも しれません。身近な人に話 しづらいときは、気軽に公 共の相談窓口を利用してく ださい。
【鹿児島県男女共同参画センタ ー相談窓口】
専任の女性相談員が、質問を 投げかけながら自分で問題解 決できるようにサポート。相談 無料。
電099(221)6630/6 631
【フレーフレーテレフォン(21世紀職業財団鹿児島事務所)】
仕事と家庭の両立や再就職 の相談を受け付けるほか、育児 や介護、家事代行に関する情報 を提供。再就職の支援やセミナ ーも行っている。相談や情報提供無料。
電099(259)2020
http://www.2020net.jp
【チャレンジ・サイト】
内閣府が開設しているホー ムページ。全国各地で活躍して いる女性・団体などを紹介して いる。
http://www.gender.go.jp/e-challenge/
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