トップページにもどる
暮らしを彩る文化・生活情報紙
Fashion Life Eating Amusement Information
特 集 グルメガイド 味 祭 史 駅のある街 イベント情報 レディーゴー ヘルシーCOOK くらし研究室
フェリア!メール 思い出の逸品 バックナンバー クーポン プレゼント フェリアについて BBS
思い出の逸品 刺し身と焼酎
ケ 倩儀さん(たん しんい)さん

鹿児島多文化ふれあい教室代表
プロフィル
 中国・広東省で生まれ、澳門(マカオ)で育つ。
旧鹿児島女子大学、鹿児島大学に留学。鹿児島で
働いている日本の男性と結婚し、一人娘の母となる。
2006年1月、地域住民と外国人が交流する
「鹿児島多文化ふれあい教室」を始めた。
鹿児島県国際交流協会交流企画員。
刺し身と焼酎
photo by SunSeeker
 澳門(マカオ)で育った私は21 才まで、日本人が大好きな刺し 身とは無縁だった。中国人の親 から「火を通さないものを食べ てはいけないよ」といつも言われ ていたからだ。ところが夢にも思 わなかったヨットでの旅への誘いで、 考えが変わった。
 1997年の国際帆船レース。 カリプソ号の中村船長から「私 たちと一緒にヨットに乗って鹿児 島からスタート地点の香港に行 って、通訳をしてくれないか」と 誘われた。「ただでヨットに乗れ るし、香港にも行ける」と即諾。 ワクワクして、ほかには何も考え ていなかった。
 しかし、穏やかな錦江湾から 出た海は違った。ヨットは一日中、 40度に傾きながら海原を走る。 時には雨の中で吐きながらハン ドルを握り、帆を揚げた。死に そうな船酔いから私を助けたの は、新鮮な刺し身と焼酎。沖永 良部、与論、石垣などの島々へ寄 港し、多くの人々と出会った。毎 日釣り立ての新鮮な魚の刺し身 を食べ、焼酎を酌み交わしては 盛り上がった。
 もう鹿児島に住んで7年目 になる。生の魚も普通に食べる ようになったが、今でもあの時ヨ ットの中で共に生活した仲間た ちのことを、懐かしく思い出す。

                                ●撮影協力 家のじ
UP▲


(c)1999-2006 FELIA all rights reserved.