私の大切なふるさと、指宿。
温泉保養都市として名高い観
光地だが、一歩中へ入ると農業
が大変盛んだ。
代表的なものの一つがそら豆。
指宿産のそら豆は粒が大きく、
なのに軟らかくておいしいと評
判だ。
そんなそら豆畑が今の時期、
一斉にオクラ畑へと変わる。右を
見ても左を見てもオクラ畑。黄
色い花達が「今年も上出来だよ」
と言っているかのようだ。
道を歩くと近所のおばちゃん
が「めぐみちゃん、オクラを食べんね」と新鮮なオクラをその場
で採って袋に入れてくれる。家
に着くまで、袋が3つくらいにな
った事もある。今の時期は、夕食
にオクラがないのが珍しいくらい。
以前、就職のために4年間、
大阪で過ごした事がある。その
時はお店に並んでいるオクラを
見て、懐かしい指宿を思い出した。
親元を離れ、ふるさとが恋し
い時は、オクラが私をなぐさめて
くれたし、仕事が認められた時
は勇気を与えてくれた。オクラ
を見て、泣いたり笑ったり。
今でもオクラは、私にとってな
くてはならない存在。いつも私に
元気と勇気を与えてくれている。
●撮影協力 JAいぶすき東部営農総合センター
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