新年の休暇を家族とゆっくり過ごしたパ
リっ子たちが再びパリに戻り、友人と顔を
合わせるころ、お菓子屋さんの店頭に丸い
パイがズラリと並びます。これは「ガレット・
ド・ロワ(王様のお菓子)」と呼ばれるアーモ
ンドクリームたっぷりのパイで、フランスでは
これを食べないと1年が始まらないと言わ
れるほど、定番のお菓子です。
パリっ子達は友人を集めてホームパーティ
ーをするのが大好き。ワインで体が温まった
ころ、デザートとしてテーブルに運ばれるの
がこのパイ。これには独特の食べ方がありま
す。人数分で切り分けて「Bon appet
it!(召し上がれ)」。その時、フォークに「カ
チン!」と嬉しいアタリのあった人がその日
の王様(王妃様)というわけ。紙の王冠をか
ぶって、パートナーとなる王様(王妃様)を
指名できるのです。
パイの中に入っているのは、
「フェーヴ」と
よばれる陶器の小物。みんなをドキドキさ
せる新年のお菓子を皆さんも味わってみま
せんか。
●撮影協力/菓子工房ルセット
[プロフィル]
1973年生まれ。
コンサート舞台制作通訳、芸能
通訳として活躍。2002年から
パリに留学し、帰国後CM制作会
社に勤務。現在はフリーで、通訳
や翻訳を務める。鹿児島市在住。
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