私はオーケストラでよく使われる「オー
ボエ」という楽器を吹いています。奏者の
大半の悩みはいいリードの有無。リードと
は音を出す歌口の重要な部分で、葦を使
い、自分で作ります。材料の質にもよりま
すが、
10
本作っても本番で使えるのはわず
か2本しかないというのはよくあること。
0・01
mm
単位の世界で、ちょっと削り過ぎ
たら音色が思わしくなくなったり、吹きに
くくなったりします。だからリード専用の
ナイフで1本1本丁寧に削るという、かな
り根気のいる作業をし、まるで職人さんの
ようです。いいリードが完成すると、それ
を使って優雅で甘美な音色を奏でること
ができ、努力したかいがあったとうれしく
感じます。
最近、人気漫画でテレビドラマ化された
「のだめカンタービレ」でオーボエが紹介さ
れ、日本でもメジャーな楽器になりつつあ
ります。機会がありましたら、どうぞお聴
きください。癒やされますよ!
撮
影協力/すべて進さんの私物
[プロフィル]
ドイツ国立カールスルーエ音楽大
学院修了後、さまざまなドイツのプロオーケストラ
で演奏。2004年12月帰国。現在、フリーで演奏活
動を務める一方、後進の指導にも力を入れている。
南日本新聞開発センター文化教室みんカル オ
ーボエ講師。鹿児島市在住。6/29に鹿児島市のレ
ストランでディナーコンサートを開催する。
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