私の部屋の入り口に一枚の水彩画が飾
ってあります。教職
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年、最後の卒業式の
「卒業賛歌」で私が指揮をしている場面
を、卒業生の荻田知幸君が描いてくれた
ものです。
最後の勤務先は旧日吉町立日吉中学
校でした。そこでの3年間、これ以上は望
めないような充実した楽しい日々を送る
ことができました。卒業式では厳粛な雰
囲気の中、卒業証書授与が行われ、式の
締めくくりが「卒業賛歌」でした。S先生
の指揮で、卒業生が参列者への感謝のメッ
セージを伝えながら練り上げられた歌声
を披露。最後に在校生に呼びかけて全体
合唱につなぐという心にくい演出でした。
そして、最後の最後に、数日後に定年退
職を迎える音楽教員の私のために、
「指
揮する場」が準備されていたのです。
今、私はこの一枚の水彩画を見る度
に、
人の真心を思い起こしています。
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