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 虫歯は、口の中の細菌が糖を 食べて排出した酸が歯の表面を 覆うエナメル質を溶かす疾患で す。治療は虫歯部分を削り取り、 樹脂のレジンや金属、セメント などを詰めたりかぶせたりしま す。
 エナメル質は年を重ねるごと に強くなり、 20 歳を越えると虫 歯になりにくくなります。いわ ば「子どもの病気」。成人した人 の虫歯治療のほとんどは、以前 治療したところのやり直しかそ の部分がさらに虫歯になってい るかです。一度虫歯になった歯 は弱いのです。
 つまり、 20 歳までは要注意。そ れまで虫歯にならないことが大 切です。適切なケアを続ければ、 健康な歯で一生過ごすことがで きるといえます。

●予防
 口の中の細菌と食べ物のか す、だ液が結合してできるのが 歯こう。食事後1時間くらいは 細菌の活動が活発で、虫歯にな りやすい状態です。間食をする などだらだらと食べ続けると、 常に危険な状態を保ってしまう ので、規則正しい食習慣はとて も大切です。また予防にはだ液 が欠かせません。酸の中和を促 す作用があります。よくかんで、 だ液の分泌を活発にしましょ う。
 デンタルフロスや口内洗浄を 併用した毎食後の歯磨きで予防 できる虫歯は、約 40 %といわれ ます。このため、歯科での定期健 診も重要になります。毎日の歯 磨きに加えて、PMTC、シーラ ント、フッ化物塗布などといっ た専門家の予防処置を定期的に 受け続ければ、ほぼ虫歯は防げ ます。


                     
 歯周病は、歯こうや歯石が原 因といわれる歯茎と歯を支えて いる骨の疾患です。20歳を越え たころから急に増え始める、い わば「大人の病気」。主な症状は、 歯茎が炎症し赤く腫れて出血し やすい「歯肉炎」と、歯を支える 骨が破壊される「歯周炎」。歯茎 がはれ、出血しやすく口臭も伴 います。
 さらに歯茎からウミが出るこ とも多く、重症になると歯がぐら ぐらして抜けます。また特定の歯 に異常に強い力が作用して歯を 支える骨が破壊される「咬合性外 傷」という症状もあります。
 歯周病は、“歯周ポケット”と いわれる歯と歯茎の間の溝の深 さで進行度合いを判断します。 歯周病菌が出す毒素で、ポケッ トはだんだん深くなります。歯 こうや歯石が原因のため、それ を除去することで症状は改善し ます。
 歯周病はさまざまな全身疾患 と深くかかわりがあります。菌 が血中に入って体をめぐると、 動脈硬化や糖尿病などの生活習 慣病、妊婦の早産、低体重児の出 産などに影響をおよぼすことが 分かってきました。歯周病の予 防は、全身疾患の予防につなが るのです。

●予防
 毎日の適切なブラッシング、 デンタルフロス、歯間ブラシで 歯こうを清掃することが一番大 事。歯周病は自覚症状に乏しく、 ゆっくり時間をかけて進行する ので、歯科医による定期健診は 必要です。



           

             

                  

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