Vol.8
7月某日
鹿児島市と隣り合う郡山町。
ちょっと足を延ばすだけで豊かな自然をたっ
ぷり満喫できる。初夏の暑さを忘れ、の〜ん
びり過ごすには最適な場所だ
!
名泉の郷
「郡山温泉」
は、鹿児島市内から車で20分。郡山温泉郷の一画にあって、日本庭園をイメージした露天風呂がある。オープン25周年で新しく足湯も加わったという。
町に初めて温泉がわき出たのは昭和48年。翌年のオープン時は岩風呂だけだったが、平成11年に露天風呂を増設。緑豊かな落ち着いた空間は、水車の音と川のせせらぎが心地よい。「夜になると満天の星空が近く感じられます」と案内役の長井洋美さん。
最近ひとりで利用する女性客が増えたという。「温泉水は飲めます。県内外から水くみにくる人が多いですよ」。胃腸の調子を整えて健康を保つ水として人気があるそうだ。
3本川のような足湯は丸石が埋められていて、足踏みするとツボを刺激して気持ちイイ。今度は一日休憩プランで、ゆっくり温泉を楽しもうっと!
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地元の人に薦められて、町の特産品が集まる
「八重の里」
へ。国道328号を入来町方面へ向かった。
お昼は名物「手打そば」(450円)を注文。ばらつきがある太めのめんは、山芋がたっぷり入っている。ツルツルっとした食感と歯ごたえは、少し甘めのツユにピッタリ。持ち帰りそばのほかパンやふくれがしなど手作り品は、すべて夕方には売り切れてしまうとか。
「特別なことは何もしていないんです。家で食べるように作っているだけですよ」と代表の井手上かよ子さん。おふくろの味を感じさせる素朴さがウケているのね。
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八重の里から少し上がったところに、ひと際目立つ黄色のログハウス。3月にオープンした
「BIRD・COFFEE(バード・コーヒー)」
は「山とコーヒーが好き」という櫛山隆さんが経営する自家焙煎(じかばいせん)の珈琲(こーひー)専門店だ。
店内奥のたるに数カ国から直輸入した豆を生で保存、注文を受けて焙煎する。「焙煎後の豆は炭酸ガスを出します。8〜12時間、置いてください。明日のモーニングコーヒーから、おいしく飲めますよ」と店長の福迫美代さん。「コーヒーの文化は、その国々で違います。豆のルーツや特性を理解して、うま味を引き出してもらえるようにアドバイスしています」
焙煎してもらう間、ひきたての香ばしさとログハウスならではの木の香りを楽しんだ。
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郡山町は八重山公園や轟滝など自然のスポットがいっぱい。鹿児島市を流れる甲突川の源
「甲突池」
を眺めに行こう。
328号をさらに入来方面へ。峠の頂上に差し掛かる手前を西へ下ると、目的地を発見。この小さな池が川になって海へ続いているなんて…と、ちょっと驚いた。
明治初期、標高676・8mの八重山から静かにわき出る山水を利用して、水田用の水源がつくられた。池の水が絶えないようにと毎年、水神祭をしている。
平成5年の8・6水害後、生活を支える水の大切さをあらためて考え下流の鹿児島市と協力。毎年8月「水と緑の交流会」という植栽活動をする。水と森林の恵みに感謝して、また水神祈願に訪れたい。 (魚)
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DATA
●名泉の郷 郡山温泉
住所-郡山町川田1776
電話-099(298)8111
料金-330円
営 -10:00〜21:00
休 -第2・4火曜日
●郡山町特産品の館 八重の里
住所-郡山町厚地374ー1
電話-099(298)3455
営業-10:00〜18:00
休 -月曜日
●BIRD・COFFEE
住所-郡山町厚地1265ー1
電話-099(298)4005
営業- 10:30〜20:00
休 -月曜日、第2・4火曜日
●甲突池
住所- 郡山町郡山
電話-099(298)2111
(町役場企画振興課)
イラスト 張 佐和子
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