Vol.11
8月某日
大自然に囲まれた牧園。霧島、新川渓谷
とふたつの温泉郷は県を代表する観光地だ。自然の魅
力再発見&いやしの旅に、さぁ出掛けよう
!
最初の目的地は、霧島の美しい自然を堪能できる、と人気の旅館
「きりしま天望の湯 松苑」
。
「築30年だった民宿を3年半前に完全リニューアルしました。景色を楽しみながら入浴してもらうために、展望露天風呂を最上階にしたんですよ」と支配人の仮屋幸行さん。では、自慢の露天にゆ〜ったりつかってみよう。
入った瞬間、硫黄独特の香りが広がる。内風呂でかかり湯を済ませて、露天へと続く扉を開けると…。目の前に広がる霧島連山と温泉郷ならではの湯煙。想像以上に良い眺めに思わずうっとり。泉質は単純硫黄泉、無色透明で熱すぎることなく、サラサラッとしている。心地よい風が、ほおをなでる。ああ、幸せなひととき。
「昼間に眺める景色もいいですが、満天の星や月明かりの中で入る夜のお風呂は違った雰囲気で、おすすめですよ」と仮屋さん。うん、1回の入浴だけではもったいないから、1泊して夜の露天も楽しみたい!
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道沿いに「手打そば」の手作り看板を発見。追ってみると…福永覚・佐和子さん夫妻が営む
「手打そば 蛍」
にたどり着いた。
川の上にテラスがあって、おいしい空気とせせらぎを楽しめる。「盛った素材がピタリとはまる、食べやすさにこだわった」器で運ばれてきた「冷やし山かけそば」(800円)は「とさかのり」入り。「そばとの相性がいいんです。内臓の脂肪を落とすから、健康に気を使っている人におすすめ」と福永さん。手打ちとは思えない細くて長い田舎風そば。具を混ぜて口に運ぶと…歯ごたえがあって、意外な組み合わせがおもしろい! ダシもきいていてグー。
「味は、どこにも負けない自信があるよ」という言葉に納得。心地イイ風を受けながら、自然の特等席で食事を楽しんだ。
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地元の人に「米粒より小さい三輪車を見られるよ」と聞いて
「夢工房 走馬燈」
へ。 見せてもらった三輪車は…んっ、コレ米粒じゃない? 「肉眼では分からないかも。虫眼鏡を通すと、見えますよ」と店長の吉田佐智子さん。のぞき込むと、ちょこんと米粒に乗った小さな三輪車が見えた。なんと米粒12分の1の大きさ!
超ミクロ針金工芸家の吉田良文さんは、9年かけて”ミクロ技“をマスター。「工夫することで不可能を可能にできるんだ、っていうことを伝えています」と吉田さん。ペンチと針金一本で丁寧に作り上げた作品は「夢がかなう」と、お守り代わりに買う人が多いとか。
なんだか、あきらめ気分になったとき「もう少しだけ頑張ろうよ」とささやく言葉が聞こえそう。
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坂本竜馬が訪れたという
「犬飼の滝」
に行ってみよう。
滝の音をたよりに片道約1.5qの遊歩道を歩くこと10分。着いた滝は高さ36m、幅21.8m。滝つぼに注ぐ水の勢いと大音響が全身をしびれさせる。
「もっと近づきたい」という思いが強まって、川岸に下りる。滝つぼに一番近い大きな石を登ると、しぶきの勢いで足を取られそうになった。
落下する水の力でほられた深いふち、侵食された岩。そして滝つぼにかかる小さなにじ。何百年も前から続く自然の雄大な力を感じる。霧吹き状の自然のシャワーでマイナスイオンをしっかり浴びて、心身共にリフレッシュ。
秋は紅葉も楽しめる。今度は近くにある天然露天風呂「和気湯」(無料)に入る準備をして、また訪ねようっと! (魚)
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DATA
●きりしま天望の湯 松苑
住所-牧園町高千穂丸尾3930
電話-0995(78)2511
料金-700円
営 -11:00〜15:00
休 -なし
●手打そば 蛍
住所-牧園町三体堂1811−4
電話-0995(78)2606
営業-10:00〜18:00
休 -月・火曜日
●夢工房 走馬燈
住所-牧園町宿窪田2279−1
電話-0995(76)2522
営業-13:00〜18:00
休 -なし
●犬飼の滝・和気湯
【問い合わせ】牧園町観光商工課
住所-牧園町下中津
電話-0995(76)2710
イラスト 張 佐和子
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