林 若い社員が多いせいか、雰囲気は明るく開放的。みんなのびのびとやっているようです。
林 前向きな、受身じゃない人。自分の目標を持ち邁進できる人。動きが早い業界だから、自主的に考え行動することが求められます。そして、最も大切なのがコミュニケーション力。ソフト開発では、お客様からのヒアリングや同僚との打ち合わせなど、コミュニケーションが非常に重要になります。
鮫島 システムエンジニア(以下SE)はコンピューターだけを相手にする仕事と思われているかもしれませんが、本当の私たちSEの仕事は、ソフト開発を通じてお客様の業務の効率アップや問題解決を手助けすることです。お客様とのコミュニケーションから要望や問題の本質を引き出し、開発に反映させなければなりません。ソフトウェア開発は、何も無いところから物事を創造していきます。その過程で、ちょっとした工夫をするだけで、すごく役立つものを創り出せる可能性があるんです。提供したシステムがお客様から喜ばれたり感謝されたりして達成感を感じる時が、この仕事をやって本当に良かったと思える瞬間ですね。
林 半分以上が理系出身ですが、採用では文系・理系にこだわりません。新入社員教育カリキュラムも未経験者を想定していますので、経験が無くても大丈夫ですよ。入社後も差をつけることなく、時間をかけてじっくり育成しますし、やる気さえあれば、どんどん成長できる環境でもあります。社内で活躍している人の中には、文系出身も多いですよ。
鮫島 入社時に必要な資格はありません。SEにはコミュニケーション力のほか情報収集力、洞察力、幅広い知識など多くの能力が求められますが、はじめからこれらの能力をすべて有している人は、まずいません。それよりも、まずはやる気が重要です。やる気さえあれば、経験を通じて必要な能力をはぐくみ、得意な分野を伸ばしていくことになり、人間としても成長していくと思います。格好いい言葉を使えば、人間力を高めると言ってもいいかもしれません。
鮫島 履歴書等に記載している取得資格などより、その人のモットーや基本的な考え方等、いわゆる人間としての軸となる部分を持っているか、を面接では見ています。そのような軸を持っている人は、困難にぶちあたってもくじけず、納得のいくまで頑張る素養を持っていると思います。ピントはずれの答えをしたり、同じ内容でも質問によって回答が変わるようでは、相手に信頼されません。本心でそう言っているか、一貫した整合性の取れた考え方のもとに答えているか、といった点に注目しています。
林 履歴書なら1枚の紙、面接なら20分という持ち時間の中で、自分という人間をどう表現するか。この会社に入りたいという思いがどれだけ伝わるか。入社後の目標が定まっているかどうかもポイント。日本の学生はPR下手と言われますが、自分のいいところをしっかり売り込んでほしいですね。
−日ごろ、どんなニュースに注目していますか? それを仕事にどう生かしていますか?
林 最近は企業のコンプライアンス、モラルに関する記事に注目しています。モラルを守ることが、会社を守ることにつながりますから。でも、一番気になるのは大好きなスポーツの記事なんですけどね。
鮫島 世界の動向を見て、この動きがどの業界にどう関わっていくのかなど、さまざまに関連付けて考えるようにしています。物事には必ず何らかの連鎖があり、一見関係なさそうな事でも、大本をたどると意外なことから始まっていたということもあります。世界のある動向が、めぐりめぐって開発中の仕事に影響する場合もあるし、新たなビジネスチャンスにつながる可能性もありますから。ニュースを見て考えることで、そのような先見性を養いたいと思っています。
鮫島 人生の中では、仕事をしている時間が一番長くなるかもしれません。だから楽しめること、やりたいことを見つけて、それを仕事にできれば一番いい。楽しめれば苦にならないし、没頭できるはず。枠に閉じこもったりあせったりせず、いろんなものを見たり聞いたりして、これだ!というものを見つけてください。世の中には、いろいろな事象があり、まだ見たことも聞いたこともないことも数多くあるはずです。ひょっとしたら、その中にあなたのやりたかったことがあるかもしれません。
林 就職活動は人生の重要なイベント。自分は何がしたいのか、会社に求めるものは何か、しっかり考えて臨んでください。自分の将来を見つめなおすいい機会になるはずです。