「90%以上の人が、第一印象で相手のイメージを固めるそうです」と言うのは山形屋1号館2階紳士服売り場販売員の黒木智哉さん。就職活動では少し固いくらいが好印象という。「企業が求めるのは清潔感。服装はもちろんですが、まずは髪を切って整えるなど、基本的な身だしなみを忘れずに」
説明会などでは、スーツ姿でスニーカー、通学用らしいリュックなどを持った学生を見かけるが、相手によっては「軽く見られている」「うちは本命じゃないな」と思われてしまう可能性もあるという。黒木さんいわく「服装は相手への敬意を表す手段です」。
ただ服装を改めればいいわけではない。スーツスタイルはルールやマナーをわきまえてこそ決まる。「カバンを持ち歩くのはカッコ悪い」という若者は多いが、あらたまった場に手ぶらで行くのは失礼。書類を手に持ったままだと、粗末に扱っている印象を与えるし、どこかに置き忘れる可能性もある。書類を入れるカバンを持参するのは最低限のマナー。スーツだけでなくカバンやコートなど就職後にバリバリ使うものも、この時期に揃えておく方が何かと便利なようだ。
- スーツ(3万8000円〜) シングルの2つボタンか3つボタン。黒・紺・グレーの無地。毎日着ることや椅子に座ることを考え、ストレッチ性や通気性のあるものを。就職活動は長丁場。鹿児島の暑さを考慮すれば、裏地を抜いた春夏用を選ぶのがベター。冬場や春先はスプリングコートで温度調節を。
- シャツ(3900円〜) 基本は白無地(洗濯用に2枚は必要)、着まわし用に薄い色の細ストライプなど。アイロン不要の形態安定タイプが便利。「濃色やはっきりした柄、クレリックは×。固い会社なら白が無難」
- ネクタイ(3900円〜) 色:紺かエンジ。「若々しく清潔な印象を与える色。特にエンジは明るく見せてくれる。おしゃれな印象のあるパステル系や茶系は避けて」/柄:レジメンタル(斜めの縞模様)か水玉などの小紋柄。「レジメンタルは顔立ちをシャープに、小紋柄には柔らかく見せる効果あり」
- 靴(9800円〜) 靴は黒のストレートチップかプレーントゥ。「おすすめは礼装にも使えるストレートチップ。この2種でもパンチングや金具などの飾りが付いたものは×」(同売り場シューフィッター田畑真美子さん)
- ベルト(3900円〜) ベルトは靴と同色にするのがルールなので、黒。
- カバン(1万2000円〜) A4サイズが入るブリーフケース。色は黒が基本。
- スプリングコート(3万3000円〜)
()内はいずれも同売り場の税抜き価格