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アマミノクロウサギ事故死増、環境省が非常事態宣言
(2009 11/13 23:25)
 奄美大島と徳之島に生息する国の特別天然記念物アマミノクロウサギについて、環境省は13日、交通事故などによって死ぬ件数が急増しているとし、非常事態宣言を出した。野生生物保護に関する宣言が出されるのは珍しく県内では初めて。
 同省奄美野生生物保護センター(大和村)によると、クロウサギの死体確認数は2000年の1件から年々増加。08年74件、09年は12日現在で65件となっている。
 宣言は、事故死を車による交通事故と野生化したノイヌ・ノネコによる捕食被害に分類。いずれも人間の活動に起因するとし「生息を阻害する深刻な要因となっており、世界自然遺産登録を目指す地域のシンボル保全の観点からも看過できない」としている。
 同センターは、確認数増加の要因として(1)道路網整備などによる生息地への入り込み者数増(2)ノイヌ・ノネコの増加(3)地域住民の協力態勢の普及で報告数が増加した−などを挙げている。
 同センターの鑪雅哉自然保護官は「夜間の林道では時速20キロ以下で運転するなど、一人一人ができることを確認してほしい」と強調。傷病野生生物に詳しい奄美市名瀬の半田ゆかり獣医師は「道路上で発見される数は氷山の一角。観光客や住民への啓発が急がれる」と話している。
 同センターは17〜23日に事故防止キャンペーンを実施。チラシ1万枚を運転手や観光業者らに配布する。
 
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