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卒業試験判定での採点不正認める 鹿児島大歯学部
(2010 03/17 06:30)
歯学部の卒業判定ミスの経緯を説明する吉田浩己学長(右)と石田尚治理事=16日、鹿児島市郡元1丁目
 鹿児島大学(吉田浩己学長)は16日、歯学部の2005年度と08年度の卒業試験で合格点に達していた学生計8人を誤って留年させた問題で、試験実施本部会長の男性教授(59)が、点数を不正に操作していたとする報告書をまとめた。男性教授は08年度については「卒業生を絞り込み、歯科医師国家試験の合格率を維持するためだった」などと説明しているという。卒業試験は10年度から廃止する。
 鹿児島市の同大内で開いた会見で吉田学長は「採点を担当教授1人に任せ、組織的なチェックが働かなかった」と謝罪。植村正憲歯学部長と男性教授を含む4人の副学部長は3月末で引責辞任。3月中をめどに懲戒処分も検討している。
 発表と報告書によると、卒業試験は年3回実施し、平均60点以上が合格。08年度は集計ミスに加え、国家試験の合格率を上げる目的で、正答率が基準に達せず削除すべき7問を男性教授が勝手に採点対象にするなどしたため、5人が誤って不合格となった。
 05年度は正式な採点表とは別に男性教授は独自の採点表をつくり、60点ぎりぎりの学生4人を低めに採点、3人は不合格になった。大学側はこの件についても国家試験の受験者を絞るために、学生の点数を書き換えた可能性があるとみているが、本人は「覚えていない」と否定している。
 
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